February 28, 2022
ProGrade Digital [SDXC UHS-II V60] GOLD 250R メモリーカード (256GB)
先日カメラ関係の機材整理をしていて改めて確認したことは,うちには UHS-II SD カードは2枚しかないことでした.
ここ2年 EOS-1D X Mark III をメインで使って来たため,複数枚必要なメディアは CFexpress Type-B カードでしたし,昨年9月に EOS R3 用に 2枚めの UHS-II SD カードを購入するまで,UHS-II と UHS-I カードの端子形状が異なっていることすら知らなかった(笑)ので,購入したもののメインで使われることのなかった EOS R に1枚だけひっそりと UHS-II SD カードが挿入されていたのでした.
個人的には,2種類のメディアを準備しないといけないので,ダブルスロットが異なる種類のメモリーカード用で構成されているのは好きではありません.予備的な目的で使うことはあっても,普通はまずメインの速い方のメディアしか使わないからです.過去に私が使っていた2種メディアダブルスロット機は,EOS-1Ds Mark III (CF+SD) と EOS-1D X Mark II (CFast+CF) の2機種でしたが,どちらも遅いカードは速いカードが溢れた時用に設定していました.でも速いカードがメディアフルになって,遅いカード側に書き込みが起こるのはかなり珍しいことでした.EOS-1Ds Mark III でいうと5年弱使っていて SDに書き込みがあったのは,ほんの数回だったような気がします.
同じ用に考えて,EOS R3 でも スロット1 の CFexpress Type-B カードをメインに使い,スロット2 の SD カードを溢れ対応に使うことにしました.CFexpress Type-B カードは複数枚所有していますし, いくら raw+S2jpeg で撮影していても1日で 256GB とか 325GB が溢れてくることはまずないので,とりあえず R3 用の SD カードは1枚あればいいかなと考えたわけですw
とはいえ,これはあくまでも静止画しか撮らない場合の話で,動画をやりだすとそうはいかないようです.例えば 4K DCI 120fps ALL-I なんて記録画質で撮ったら,256GB で 18分しか撮れない.別次元の世界ですよね.動画に関して私は完全な素人ですし,動画を撮りたいと思って R3 を購入したわけではないので,すぐに手を出すことはないと思いますが,せっかくそれなりに動画も撮れるミラーレスカメラなので,今後動画を撮ってスロット1 の CFexpress Type-B カードが溢れても,静止画の記録容量を担保できるように,R3 用のSD カードを追加購入することにしました.
選んだのは ProGrade Digital の GOLD 250R メモリーカード (256GB) です.COBALT ラインの方が性能は高いようですが,CFexpress Type-B カードの時ほど性能に大きな差はない,かつこちらは静止画書き込み専用と言っていい,加えて GOLD は COBALT の半分以下の値段なので,GOLD に即決です(笑)
下に,昨年購入した ソニー SF-G128T (容量 128GB; バイト単価では今回の ProGrade Digital の4~5倍位します) との比較で,読み取り/書き込みに関するテストの結果を載せておきます.
(1) CrystalDiskMark8
■ ProGrade Digital [SDXC UHS-II V60] GOLD 250R メモリーカード (256GB)
■ ソニー SF-G128T
ベンチマーク的には,ビデオスピードクラス V90 を謳っている ソニー SF-G128T の書き込みが速いですね.(ProGrade Digital は V60 対応)
(2) EOS R3 で静止画(raw+S2jpeg)を 30枚/秒 で連写(192枚)し,バッファフルからの完全開放時間
ProGrade Digital [SDXC UHS-II V60] GOLD 250R メモリーカード (256GB) | 約28秒 |
ソニー SF-G128T | 約11秒 |
ここまで極端な連写をすると,書き込み性能差がバッファの開放時間の差としてきちんと現れました.私の場合実際の撮影でこんな撮り方をすることはなく,実使用上問題はまったくありませんが,ご参考までに.
#canon #eosr3
September 18, 2021
ソニー SF-G128T
ひさしぶりに #ソニー 製の #SDカード を購入しました."SDXC/SDHC UHSスピードクラス3対応SDXC/SDHC UHSスピードクラス3対応" で,タフ仕様ってやつです.ソニーのサイトに詳しいですが,一体成型やリブやライトプロテクトスイッチの削除等で,カードの曲げ強度は従来品の18倍だそうです.
あと今日初めて気づいたことが?! UHS-II カードってそれ以前の SDカードと端子が違うんですね.4年前に1枚だけ UHS-II カード(こちらは SanDisk製)は買ってたけど知らんかった・・・^^;
(左側のカードの下側には実は文字列があるのです・・・.(後述))
今回購入したカード,4年前のカード(Sandisk Extreme Pro 128GB / UHS-II),もっと前のカード(Sandisk Extreme Pro 64GB / UHS-I) の Read/Write を測定してみました.
■ Sony SF-G128T
■ Sandisk Extreme Pro 128GB / UHS-II
■ Sandisk Extreme Pro 64GB / UHS-I
ソニーのカードは,カード表面に R/W 300/299 と表記しているだけあって,さすがに速いです.あまり動画を録る人ではないので,実際にどこまで必要なのかは判断できませんが,Write が速いのは今の時代必須なんでしょうね.
カードの性能には満足ですが,#購入特典ソフト,いわゆる「おまけソフト」にはがっかり.
購入特典ソフトは2種類あって,ひとつは「フラッシュメモリーの状態診断ユーティリティ」.もうひとつが「データ復旧ソフトウェア」.
「フラッシュメモリーの状態診断ユーティリティ」の方は,SDカードとCFexpressカードに対応しているのですが,インストールしてみると見事にソニー製のカードしか認識しません.確かに Web には『ソニー製メモリーカード(プラス CFExpress の場合,ソニー製メモリーカードリーダーも必要らしい)が対象』と謳ってあるから,決して詐欺ではないし,他社製品のサポートまではできかねるというのは理解できなくはないですが,まあ速攻でアンインストールです.
「データ復旧ソフトウェア」の方は,ダウンロードサイトで購入したソニー製カードの型番と製造ロット番号を入力する必要があります.その製造ロット番号は,SDカードの裏面に記載されていると添付の紙に書いてあるので見てみると,最初『文字が見えない!』 目を凝らしてみると黒いプラスチック面に金色で印字されている小さな文字がなんとなく見える.ただ文字も小さいし桁数も非常に多いので,ルーペを使っても老眼の私には判別できません.下の写真のようにきつめにライティング,スマホで撮影してやっと判別できましたが,こちらもやっぱりソニー製のカードしか認識しません.こちらも同じくアンインストールです.
(一部モザイク処理していますが,この文字はじじいには見えませんw)
もろもろダウンロードやらインストール/アンインストールにかかった時間は1時間半.時間の無駄でした.「無料ほど高いものはない」を痛感した土曜日の朝でした.
September 11, 2021
ProGrade Digital (CFexpress Type B) COBALT 1700R (325GB)
ProGrade Digital は定期的に Amazon で割引セールをやっているので,年末の EOS R3 導入に向けて,325GB を2枚購入しました.2020年1月に購入した Sandisk Extreme PRO 256GB との比較ベンチマークをとってみたいと思います.カタログ値は下の表のとおりです.
ProGrade Digital COBALT 1700R | Sandisk Extreme PRO | |
容量 | 325GB | 256GB |
最大読取り速度 (MB/sec) | 1600 | 1700 |
最大書込み速度 (MB/sec) | 1400 | 1200 |
■ ProGrade Digital (CFexpress Type Bカード) COBALT 1700R (325GB)
測定は USB3.0 接続の ProGrade Digital CFexpress Type B カードリーダー (USB3.1 Gen2) 経由で行っています.
■ Sandisk ExtremePRO (CFexpress Type Bカード) 256GB SDCFE-256G-JN4IN
ベンチマーク的にはあまり面白くはないですが,カタログ値のチェックみたいな結果になりました.SLC を採用した ProGrade Digital COBALT 1700R のアドバンテージは,8K 動画記録のような継続的な高速書込みが起こるところでないと検証できないようです.
January 31, 2020
サンディスク ExtremePRO CFexpress カード TypeB 256GB SDCFE-256G-JN4IN
EOS-1D X Mark III で記録メディアに CFexpress カードが採用されたので,カメラボディが届く前ですが,先行して購入しました.
キヤノンでは 325GB のカードを試験基準として使っているようですが,現状この容量のカードで市販されているのは ProGrade Digital の COBALT ブランドのものしかありません.もちろん別メーカーの未市販品である可能性もありますが,この COBALT ラインの製品は市販品で最も高性能なもののひとつなので,キヤノンの基準品がこれ相当であると考えてもいいと思います.
1DX3 の静止画連写/動画性能は CFExpress カードの高速な書き込み速度に依存していることは間違いないので,カタログ値を発揮させるためには基準カードよりも高速なものを選ぶべきなのですが,今回僕が購入したサンディスクの 256GB のものは,最大書き込み速度が若干遅いものでした.同じサンディスクでも 512GB ならカタログ値は同等以上になるのですが,動画を本格的に撮るわけではないし,容量と価格を天秤にかけて 256GB で我慢することにしたわけです.
ブランド | ProGrade Digital COBALT | Sandisk | Sony | |
容量 | 325GB | 256GB | 512GB | 256GB |
最大読取り速度 (MB/sec) | 1600 | 1700 | 1700 | 1700 |
最大書込み速度 (MB/sec) | 1400 | 1200 | 1400 | 1480 |
先日ソニーから CFexpress カードが発表されましたが,ソニー製だと 256GB 版でもかなり速い.でも価格はそれなりに高いです(^_^;)
20200505 追記
このカード,ニコン機(D6, Z6, Z7 等)だと互換性の問題があるみたいで,すでに Sandisk の方からは対策済の製品が出荷されているとのこと.新旧の見分け方は,製品記号末尾の2文字が IN だと問題ありの旧品,NN だと対策品らしいです.ニコンユーザーの方はお気をつけください.
ちなみにキヤノン機の場合,不具合は報告されていませんし,私も経験していません.
March 24, 2016
サンディスク Extreme Pro Cfastカード SDCFSP-128G-J46B
EOS-1D X Mark II で採用された Cfastカードです. Cfast2.0対応.128GB 容量のこの製品では,最大書き込み速度440MB/sec を達成しています.
大きさ的には,縦横厚さとも従来の CF とほぼ同じ(ケースが共通で使える)ですが,互換性は全くありません.CF の場合,機器側がオス,カード側がメスのピンでの嵌合になっていますが,Cfast カードの場合,ピンはなく端子同士の面接触になっているようです.
カメラで使っている時にも書き込みの速さというのは感じられますが,CF との差が一番出るのはカメラでカードを初期化する時ですね.128GB くらいの容量になると CF の初期化は一呼吸かかるのですが,Cfastカードの場合はまさに一瞬で終わる感じです.
■■■ EOS-1D X Mark II と SanDisk 製 Cfast カードにおける不具合 ■■■
EOS-1D X Mark II と SanDisk のこの製品(64GB 版でも同じ)の組み合わせにおいて,不具合があることが両社から発表されました.(下記参照) この不具合はカード側に原因があるようですが,その後 EOS-1D X Mark II 側のファームウェア更新(Version 1.0.2)によって対策されました.(2016/7/7 付け)
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キヤノンからのメール(2016/6/28 付け)
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【大切なお知らせ】デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark II」をご使用の皆さまへ [CiG_160628_1]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
■デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark II」をご使用の皆さまへ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥
「EOS-1D X Mark II」において、SanDisk CFastカードとの組み合わせで
撮影した静止画像が異常となる現象が確認されました。
本製品をご使用のお客さまは、以下の内容をご確認頂き、
製品ご利用の際にご留意頂きますよう、謹んでお願い申し上げます。
【現象】
SanDisk CFastカードを、カメラ本体またはカードリーダーに装填して
ご使用した際に、SanDisk CFastカードに記録した静止画像の一部(下部)が
異常となることがあります。
RAWおよびJPEG記録の両方で現象が確認されています。
※動画記録は問題ありません。
※CFカードへの記録では、本現象は発生しません。
【原因】
SanDisk CFastカード側に問題があります。カメラ側の問題ではありません。
【対象製品】
「SanDisk CFastカード」
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 64GB(SDCFSP-064G-xxx)
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 128GB(SDCFSP-128G-xxx)
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 64GB(SDCFSP-064G-xxxA)
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 128GB(SDCFSP-128G-xxxA)
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 64GB(SDCFSP-064G-xxxB)
SanDisk Extreme PRO CFast2.0 128GB(SDCFSP-128G-xxxB)
末尾の “xxx” は販売地域により異なります。
【対応について】
SanDisk CFastカードに問題があることが確認されておりますが、
弊社におきましては、7月上旬に本現象を回避するための
カメラファームウエアのWEBダウンロードサービスを開始する予定です。
【ファームウエア公開までの回避策について】
カメラファームウエアのWEBダウンロードサービス開始までの間は、
下記の操作により、大切な画像の破損を回避できます。
本現象では、カメラの電源がオフになる直前のデータ容量約16MB分の画像が
異常となります。
そのためオートパワ―オフを「しない」に設定した上で、撮影の最後に
「消去しても問題がない」かつ「容量16MB以上」の画像を撮影することで、
大切な画像の破損を回避できます。
*カメラの電源がオフになるのは、カメラの電源スイッチをOFFにする、
カードスロットカバーを開く、およびオートパワーオフの設定で電源が
切れた場合です。
*データ容量目安
<RAW>RAW:23.2MB/M RAW:18.5MB/S RAW:12.7MB
<JPEG>L:6.2MB/M1:4.3MB/M2:3.4MB/S:2.2MB
製品をご使用のお客様にはご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
▼詳細はこちらをご覧ください。
https://entry1.canon.jp/mm/?d=2pl0&c=bgg0yb
【本件についてのお問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
電話番号 050-555-90002
受付時間 平日・土・日・祝日 9時00分~18時00分
サンディスク・カスタマーセンター
電話番号 0120-89-3009
受付時間 平日10時00分~18時00分
https://www.sandisk.co.jp/about/contact
June 29, 2012
サンディスク Extreme Pro コンパクトフラッシュ SDCFXP-128G-J91A
■ UDMA7 対応コンパクトフラッシュ
2011年秋にサンディスクがリリースした高速コンパクトフラッシュです.
EOS-1D X 実機で書き込み時間を測定してみました.
・EOS-1D X,RAW+SJpeg 17コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
サンディスク Extreme IV 16GB 45MB/s Edition (新) | UDMA 対応 | 9" |
サンディスク Extreme Pro 64GB | UDMA6 対応 | 6" |
サンディスク Extreme Pro 128GB | UDMA7 対応 | 5" |
64GB と 128GB,この 5秒と6秒というのは何回か測定してみた上での数字なので,確実に差はあります. ただその差が1秒あるかというと,そこまではありません.感覚的には 0.7~0.9秒くらいですね.実使用でバッファフルにしても,普通はわからないと思います.
一方 16GB の 9秒は確実にわかるレベルですので,「連射命だぜ,俺の被写体には必要だぜ!」って人は,EOS-1D X にはぜひ UDMA6 以上に対応している CF を使いましょう.その方がしあわせになれます(笑)
■■■ 2012/11/3 追記 ■■■
Jpeg の圧縮率の設定,絵柄によって変化することは間違いありませんが,2012年の沖縄遠征で 3642 カット撮影した際に,EOS-1D X の上部液晶表示部には,残り 1322枚撮影可能となっていました.
トータル 3642 + 1322 = 4964 枚ですが,カメラに表示される残り撮影枚数は余裕を持った値が出るのが普通なので,EOS-1D X で RAW + Sjpeg の場合,この CF 1枚で 5000カットは撮影できると思われます.
April 08, 2012
サンディスク Extreme® Pro™ SDHC™ SDSDXPA-032G-J35
最大 95MB/秒 の読み取りスピード,最大 90MB/秒 の書き込みスピード.
UHS スピードクラス1,Class10 に対応.
SanDisk レスキュープロ® デラックス の1年間使用権付.
SanDisk は海外版と日本版で価格が倍くらい違うのですが,今年の初めから日本国内では日本版しか保証しなくなったので,どちらを買うか判断が難しいところです.
個人的には SanDisk のメモリーカードが壊れた経験がないので,海外版で十分かなと思うのですが,今回はちょっと事情があって国内版を購入しました.
November 06, 2011
GEPE Card Safe Extreme
スイス GEPE 社の防水でかつ水に浮くメモリーカードケースです.CF, SD, MS, SM 対応で,CF と SD の組み合わせであれば,同時に 4枚ずつ収納することができます.
今年の与論島ツアーでは,島の東側のリーフの内側にある「百合ヶ浜」という干潮時に現れる浜へ渡りました.天候も良かったため,360°を海に囲まれた環境で1時間半ほど思う存分撮影することができ,素晴らしい経験でした.
当日は中潮であったのですが,もっとも高いところでも海面からせいぜい 15cm くらいしか出てなかったでしょう.波が来るとすぐにかぶってしまうような状態です.ぞんな状態では機材を浜へあげることはできず,カメラバッグはチャーターしたグラスボートに置きっぱなしにし,必要な機材だけを持ち出して撮影をするような状態でした.盛り上がる撮影中,思わず機材に水を被ったようなお仲間もいたのですが,まぁそれはそれとして・・・(笑)
そんな撮影を終えた夜,ホテルの部屋で
「防水のメモリーカードケースというのはあるのだろうか?」
という話になりました.そこで同室だったSさんが持っていたのが,このケースでした.正直その時現物を見た感じでは『本当に大丈夫かなぁ』という感想を持った(笑)のですが,ヨドバシの店頭で見つけたので買ってみました.価格は 2310円(10% ポイント還元).僕が買ったのは店頭にそれしかなかったので Onyx (グレー) という色でしたが,実際には製品の色は4色あるようです.(Onyx/Iceblue/Rosso/Neon)
パッケージを見ると以下の記述が.
Waterproof: In compliance with the IPX-7 waterproof specification (DIN EN 60520)
IPX7 なので,"一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)" というレベルであることがわかります.水に落としてもすぐに引き上げれば OK というところですかね.
今シーズンはもうビーチで撮ることはないので,このケースの実力が発揮されることはないと思いますが,来シーズンへ向けて使い勝手,耐久性を見てみたいと思います.
May 29, 2011
Eye-Fi Pro X2 8GB EFJ-PR-8G
SDHC カード自体に,無線LAN 機能を内蔵したメモリーカード.2011年5月の価格改定で安くなったので,購入してみました.
代表的な機能としては,以下のようなものがあります.
■無線LAN対応
家庭内でも,公衆無線LAN でも設定しておいて,接続が完了すれば,データを自動的にアップロードしてくれる.アップロード先は指定された PC, ftp サーバー,flickr 等.
典型的な使い方としては,帰宅して自宅PCの Eye-Fi Center というソフトを起動し,このメモリーカードの入ったカメラの SW を ON にする.→ データが PC にコピーされる (→ 設定されていれば,flickr 等へもアップロードされる)
■ジオタグ機能
周囲の無線 LAN アクセスポイントのデータから,画像にジオタグを付加する.
■アドホック対応
ルーターを介さず,iPhone や Android 携帯へデータ転送可能.
(アドホック対応については転送できるデバイスがうちにないため,確認はできませんでした.)
うちの場合,自宅の無線LAN 環境で問題なく設定は完了.デジカメからメモリーカードを抜いたり,カメラにケーブルを接続することなく,データが自動的に転送されるのは非常に便利.以来快適に使っています.
ジオタグもかなり正確で,自宅で撮影した写真だとピンポイントで住所がばれるレベルです(笑) ただこのジオタグ,GPSロガーやGPS対応カメラとは違い,周囲の無線 LAN アクセスポイントから情報を得て位置を指定しているらしく,周囲にまったく無線 LAN アクセスポイントがないような場所では,ジオタグは付加されません.
PRO X2 は RAW データにも対応しているので,できることならすべてのメモリーカードをこれにしたいところですが,EOS-1Ds3 だとデータが巨大すぎて 8GB では不足ですし,転送にもかなり時間がかかるので現実的ではない感じです.ということで,とりあえず PowerShot S95 専用のメディアとして使っていくつもりです.
June 02, 2010
東芝 SD-MF016G
携帯電話(F-06B)用に購入した 16GB の Class 4 microSDHC カードです.
ついに携帯に 16GB のメモリーカードを入れるような時代になったのですね.携帯でフルHD動画を撮れるようになって,それを保存する必要があるとはいえ,デジタルガジェットの進歩は凄いや?! ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
■CrystalDiskMark
パッケージには microSDHC 本体しか入っていないため,別の microSDHC のセットに入っていた SDカードアダプタへ挿入して,自宅のデスクトップ PC のカードリーダーで計測しました.ちなみに今回から,CrystalDiskMark のバージョンが 3.0 になっています.
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CrystalDiskMark 3.0 (C) 2007-2010 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 14.056 MB/s
Sequential Write : 9.305 MB/s
Random Read 512KB : 13.618 MB/s
Random Write 512KB : 1.198 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 2.848 MB/s [ 695.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 0.011 MB/s [ 2.6 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 3.122 MB/s [ 762.3 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 0.016 MB/s [ 3.9 IOPS]
Test : 100 MB [K: 0.0% (0.0/14.9 GB)] (x5)
Class 10 のサンディスク Extreme® SDHC™ SDSDX3-032G-J31A の数字と比較すると,Sequential Write がほぼ半分くらいです. Class 4 ですから,まぁ,こんなものなんでしょうね.
実際にこの microSDHC で HD動画を取りこぼさないのかどうかは,F-06B を入手してから,確認します.
November 08, 2009
サンディスク Extreme® SDHC™ SDSDX3-032G-J31A
■ Class 10 SDHC カード
2009年秋にサンディスクがリリースした最新の高速 SDHC カードのうち,シリーズ最大容量の 32GB 版を購入しました.
■EOS-1Ds Mark III による書き込み
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | サンディスク Extreme IV (旧) 8GB | 12" |
サンディスク Extreme Ducati Edition 8GB | 11" | |
サンディスク Extreme IV 45MB/s Edition (新) 16GB | 11" | |
サンディスク Extreme Pro 64GB | 12" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
パナソニック RP-SDV16GK1K | 14" | |
サンディスク Extreme III 30MB/s Edition 16GB | 14" | |
サンディスク Extreme® SDHC™ 32GB | 14" |
■CrystalDiskMark
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 20.859 MB/s
Sequential Write : 20.474 MB/s
Random Read 512KB : 20.503 MB/s
Random Write 512KB : 1.807 MB/s
Random Read 4KB : 4.145 MB/s
Random Write 4KB : 0.014 MB/s
Test Size : 100 MB
うちの環境では,実測,ベンチマークともに,旧モデルである Extreme III 30MB/s Edition と,ほぼ同一の性能が出ているようです.
ただ Random Write が落ちているので,チップが MLC である可能性が高いと思われます.
まぁ,SDHC の場合,リードライトのコントローラーがデバイス側(カメラ,PC 側)にあるため,最新の機器であればコントローラーが最適化されていて,より速い速度が出る可能性はあるかもしれませんが.
October 15, 2009
サンディスク Extreme Pro コンパクトフラッシュ SDCFXP-064G-J91
■ UDMA6 対応コンパクトフラッシュ
2009年秋にサンディスクがリリースした最新の高速コンパクトフラッシュです.16GB, 32GB, 64GB 版がありますが,肥大するデータ量にあわせて,最大容量の 64GB 版を購入しました.
■EOS-1Ds Mark III による書き込み
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | サンディスク Extreme IV (旧) 8GB | 12" |
サンディスク Extreme Ducati Edition 8GB | 11" | |
サンディスク Extreme IV 45MB/s Edition (新) 16GB | 11" | |
サンディスク Extreme Pro 64GB | 12" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
パナソニック RP-SDV16GK1K | 14" | |
サンディスク Extreme III 30MB/s Edition 16GB | 14" |
手動計測なので多少の誤差はあると思いますが,新型のほうが若干余計に書き込み時間がかかっている感じです.
実際の撮影時はめったにバッファフルにならないのもあって,この程度の差では感覚的には書き込みが遅いというのはまったく感じられません.
唯一感じられる差は,この CF を挿入して,EOS-1Ds Mark III の電源 SW を入れたときに,メディアの認識(SW を入れてから,busy ランプが消えて撮影可能な状態になるまで)に少し時間がかかることです.容量が大きいので,その分を確認しているんだと思います.
この CF,UDMA6 対応で 90MB/s の書き込みを謳っていますが,カメラ側が UDMA6 に対応していないと,その実力が出ないのかなと思います???
■CrystalDiskMark
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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 27.064 MB/s
Sequential Write : 20.239 MB/s
Random Read 512KB : 27.012 MB/s
Random Write 512KB : 2.068 MB/s
Random Read 4KB : 4.525 MB/s
Random Write 4KB : 1.303 MB/s
Test Size : 100 MB
うちのメイン PC の内蔵カードリーダーでの測定です.今回からソフトウェアのバージョンが Ver.2.2 になっていますが,前のデータと比較しても,やはりデータ的には少し遅いことは確かなようです.
■メディア交換なしで1日撮影
64GB メディアなので,EOS-1Ds Mark III (RAW+Sjpeg 設定)に挿入すると,撮影可能枚数が "1999" と表示されます.同じ設定で 16GB の場合,580枚程度なので,実際には 580*4=2320 枚程度は撮影できるのでしょうが,EOS-1Ds Mark III の LCD 表示の千の桁は 0 か 1 しか表示できないので,こういう表示になるようです.
まぁ,2千枚も撮れれば,たとえかなり無茶苦茶な連写をしたとしても,1日フルに撮影していてもメディア交換の必要はありません.(実際 2009年の沖縄では3日間の撮影でも,このメディアを使い切ることはできませんでした.) データが飛ぶということもありうるので,『大容量メディアは不安だ』という人もいますが,僕は交換時に落下させたり,水没させたり,紛失したりするリスクのほうが高いと思っているので,個人的には大容量大好き(笑),この容量があれば,1日の撮影行程度ならストレージはまったく不要.結果荷物も軽くなってウェルカムです.(^_^)/
ちなみにこの製品には,サンディスクの以前の製品には付属していたソフトウェア類は一切付いてきません.CD-ROM がなくなったせいで,パッケージも小さくなりエコ志向です.
September 30, 2008
サンディスク Extreme IV (45MB/s Edition) コンパクトフラッシュ 16GB
CF/SDHC に限らずサンディスクの高速メモリーカードは Extreme というブランド名がついていますが,このうちコンパクトフラッシュの製品シリーズに見直しが入り,今まで販売されていた最も高速な Extreme Ducati Edition に替わり,この秋からこの Extreme IV (45MB/s Edition) シリーズがトップエンドの製品となりました.
転送速度は Extreme Ducati Edition もこの Extreme IV も,45MB/s で変わりがありませんが,Ducati Edition が最大 8GB の容量であったのに対し,新 Extreme IV には 16GB 版が追加されました.
■EOS-1Ds Mark III による書き込み
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | サンディスク Extreme IV (旧) | 12" |
サンディスク Extreme Ducati Edition | 11" | |
サンディスク Extreme IV 45MB/s Edition (新) | 11" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
パナソニック RP-SDV16GK1K | 14" | |
サンディスク Extreme III 30MB/s Edition 16GB | 14" |
EOS-1Ds Mark III で使う限り,Extreme Ducati Edition と Extreme IV 45MB/s Edition は,ほぼ同じ性能が出ています.
■CrystalDiskMark
前回 SDHC のベンチマークをやりましたので,今回はこの「新 Extreme IV」を含めた 3種類の CF についてベンチマークを走らせてみました.すべて新しい PC の内蔵カードリーダー経由です.
・ サンディスク Extreme IV (45MB/s Edition) 16GB (2008)
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CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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Sequential Read : 30.553 MB/s
Sequential Write : 26.550 MB/s
Random Read 512KB : 30.482 MB/s
Random Write 512KB : 9.258 MB/s
Random Read 4KB : 5.472 MB/s
Random Write 4KB : 0.098 MB/s
Test Size : 100 MB
・ サンディスク Extreme Ducati Edition SDCFX4-008G-JD1 8GB (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 30.642 MB/s
Sequential Write : 26.198 MB/s
Random Read 512KB : 30.596 MB/s
Random Write 512KB : 11.638 MB/s
Random Read 4KB : 5.356 MB/s
Random Write 4KB : 0.153 MB/s
Test Size : 100 MB
・ サンディスク Extreme IV SDCFX4-8192 8GB (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 30.473 MB/s
Sequential Write : 26.074 MB/s
Random Read 512KB : 30.452 MB/s
Random Write 512KB : 11.043 MB/s
Random Read 4KB : 5.386 MB/s
Random Write 4KB : 0.146 MB/s
Test Size : 100 MB
見ていただいて判るとおり,まったくといっていいほど差がありません.この横並びの数字は,カードリーダーがボトルネックになっていると思われます.(^^;)
September 23, 2008
サンディスク Extreme III 30MB/s Edition SDHCカード SDSDX3-016G-J31
■ 30MB/s Edition
ニコン D90 の登場とともに,書き込み 30MB/s という Extreme III が出てきました.SD 系は機器側に R/W 用のコントローラーが搭載されているので,カメラ側のコントローラーが最適化されていないとその実力は出せないのですが,当然古いものより新製品のほうが高性能になっているわけで,購入してみました.
■EOS-1Ds Mark III による書き込み
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | サンディスク Extreme IV | 12" |
サンディスク Extreme Ducati Edition | 11" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
パナソニック RP-SDV16GK1K | 14" | |
サンディスク Extreme III 30MB/s Edition 16GB | 14" |
結果としては,パナソニック RP-SDV16GK1K と同タイム.1Ds Mark III のコントローラーが D90 並にチューニングされたならば,もっと速くなるんでしょうね.
■CrystalDiskMark
さて次はお約束のベンチマークです.これまでは外付けカードリーダー経由だったのですが,今回から新しい PC の内蔵カードリーダーを使っています.
・ サンディスク Extreme III 30MB/s Edition (2008)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 20.853 MB/s
Sequential Write : 17.908 MB/s
Random Read 512KB : 20.510 MB/s
Random Write 512KB : 3.833 MB/s
Random Read 4KB : 4.646 MB/s
Random Write 4KB : 0.035 MB/s
Test Size : 100 MB
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 20.107 MB/s
Sequential Write : 18.880 MB/s
Random Read 512KB : 19.825 MB/s
Random Write 512KB : 1.607 MB/s
Random Read 4KB : 4.455 MB/s
Random Write 4KB : 0.029 MB/s
Test Size : 100 MB
それぞれ小さな優劣はありますが,少なくともうちの環境では,差はないと見ていいと思います.
総合的に見て,この Extreme III 30MB/s Edition,謳い文句通りかなり速いメディアになっています.発売されて間もないですが,既にパナソニック RP-SDV16GK1K よりも市場価格は安くなっているので,高速な大容量 SDHC メディアが欲しい方にとっては,有力な選択肢だと思います.
May 17, 2008
アイ・オー・データ機器 USB2-W33RW/W
今まで使っていた USB2-W12RW が 13種類(発売当初;後にファームウェアのアップにより,SDHC にも対応したため 14種対応となった)のメディア対応を謳っていましたが,これは 33種類のメディア対応だそうです.
でもこれは SDHC だとか,メモリースティック PRO Duo HighSpeed だとか,メモリーカード側の新規格をそれぞれ別のものに数えるから,こうなるわけで実際にはそんなに差はありません(^_^;) 間違いなく便利になったと思えるのは,携帯電話でほぼデファクトになっている micro SD がアダプタ無しで使えるようになったことですね.
あと USB-W12RW よりも少しコンパクトになっているところも改良点.
でもこのリーダー/ライターの本当の価値は,対応メディアの種類が増えたことや小さくなったことではなくて,USB 接続で,CF の UDMA 規格に対応したこと.
うちにある2種類の UDMA 対応 CF でベンチマークを走らせてみました.
・ サンディスク Extreme Ducati Edition SDCFX4-008G-JD1 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 22.447 MB/s
Sequential Write : 12.990 MB/s
Random Read 512KB : 22.402 MB/s
Random Write 512KB : 8.223 MB/s
Random Read 4KB : 3.469 MB/s
Random Write 4KB : 0.162 MB/s
Test Size : 50 MB
・ サンディスク Extreme IV SDCFX4-8192 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.1 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 22.608 MB/s
Sequential Write : 13.036 MB/s
Random Read 512KB : 22.516 MB/s
Random Write 512KB : 8.125 MB/s
Random Read 4KB : 3.558 MB/s
Random Write 4KB : 0.155 MB/s
Test Size : 50 MB
前の結果と比較してみると,確実に Read が速くなっていることがわかります.つまりこれまでは,カードリーダーがボトルネックになっていたわけです.
January 05, 2008
パナソニック RP-SDV16GK1K
■久しぶりの国産メーカー製 SDHC
これまでコストパフォーマンスを重視して,ずっと海外メーカー製の SDHC を選択してきたのですが,データは飛ぶは,書き込みは遅いは,物理フォーマットするとエラーになるはと,どうも安心して使えるものがありません.EOS-1Ds Mark III の SD スロットはないものとして使うという手もあるのですが,やはり空いていると使いたくなるのは人情です(笑)
SDHC ではありませんが,手持ちの SD カードではパナソニックのものが高速で信頼できるものでしたので, 16GB Class6 のものが手ごろな値段になったのを機に購入してみました.
■さすがパナソニック?!
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | トランセンド TS8GCF120 | 25" |
サンディスク Extreme IV | 12" | |
サンディスク Extreme Ducati Edition | 11" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
A-DATA Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB | 74" | |
パナソニック RP-SDV16GK1K | 14" |
UDMA 対応 CF には及びませんが,やっと EOS-1Ds Mark III でまともに使えそうな書き込み速度の SDHC カードの登場といえると思います.
さてお約束のベンチマークはどうでしょう?いつものように USB2-W12RW 経由です.
■CrystalDiskMark
・ パナソニック RP-SDV16GK1K (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.518 MB/s
Sequential Write : 11.652 MB/s
Random Read 512KB : 16.232 MB/s
Random Write 512KB : 1.202 MB/s
Random Read 4KB : 2.403 MB/s
Random Write 4KB : 0.034 MB/s
CF に比べると書き込みは遅いのは明らかですが,トランセンドや A-DATA に比べると,Sequential Write で 20~30% くらい速いですね.
ちなみにこの「パナソニック RP-SDV16GK1K」,EOS-1Ds Mark III で,物理フォーマットも無事出来ることは確認しました.
*** 2008/11/20 追記 ***
「CrystalDiskMark 1.0 の Random Read/Write 4K テスト,CrystalDiskMark 1.0/2.0 の Random Write 512K/4K テスト」にはバグがあって,正確な測定が出来ていないんだそうです.ということで,上記テストの値もそれ以外のところを見てください.
December 03, 2007
キヤノン EOS-1Ds Mark III
先週木曜日 11/29 の発売日に宅配便業者さんからの不在通知を受け取っていたのですが,いろいろな都合があって,やっと今日受け取ることができました.
今バッテリーを充電中,今週の土曜日からシェイクダウン予定です.
とりあえずマニュアルを一通り見,基本的な設定が終わったので,気になっていたメディアへの書き込み速度を測定してみました.(AC アダプタ使ってます.)
・EOS-1Ds Mark III,RAW+SJpeg 12コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
CF | トランセンド TS8GCF120 | 25" |
サンディスク Extreme IV | 12" | |
サンディスク Extreme Ducati Edition | 11" | |
SD | パナソニック RP-SDK02GJ1A | 19" |
A-DATA Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB | 74" |
これを見てしまうと,今後 UDMA 対応でない CF は買えないですね.
ちなみに RAW+SJpeg ではなく,LJpeg なら 56コマ連続記録できるのですが,1Ds Mark III の連写速度は 5枚/秒とあまり速くはないので,Extreme Ducati Edition だとバッファフルにするのが結構大変です.絵柄によっては書き込みが追い着いちゃいますね.つまりメディア一杯まで連写できるわけ.まぁそんな人は珍しいでしょうけど(笑)
逆に SDHC はあいかわらず奮いません.加えて A-DATA Turbo Series SDHC は,EOS-1Ds Mark III で物理フォーマットしようとすると,エラーが出てフォーマットできませんでした.(単純フォーマットは出来ます) このエラーの出た SDHC を IXY DIGITAL 90 持って行くと,「カードが異常です」の表示が?! 幸い IXY で(再)物理フォーマットすると使えるようになりましたが.データが飛ぶかもしれないトランセンド TS8GSDHC6 といい,このカメラで安心して使える高速大容量 SDHC は,いつお目にかかれるのやら?!(-_-;)
November 23, 2007
サンディスク Extreme Ducati Edition コンパクトフラッシュ SDCFX4-008G-JD1
■最速の CF(?)
ちょいとあぶく銭が入ったので,買ってみました.先月 Extreme IV を買ったばかりなので,今回は Ducati Edition をチョイス.
ところが EOS-1D Mark II N で使ってみたものの,Extreme IV との差は全くわからず.いつもの busy 状態からの書き込みも 19" で同タイム. 45MB/s という現時点での世界最速レベルの転送速度は,どこに出てくるのやら? UDMA 対応カメラだと違うのかな??
■CrystalDiskMark
・ サンディスク Extreme Ducati Edition SDCFX4-008G-JD1 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.539 MB/s
Sequential Write : 13.786 MB/s
Random Read 512KB : 16.443 MB/s
Random Write 512KB : 4.325 MB/s
Random Read 4KB : 2.925 MB/s
Random Write 4KB : 0.171 MB/s
・ サンディスク Extreme IV SDCFX4-8192 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.560 MB/s
Sequential Write : 13.784 MB/s
Random Read 512KB : 16.402 MB/s
Random Write 512KB : 3.347 MB/s
Random Read 4KB : 2.799 MB/s
Random Write 4KB : 0.157 MB/s
こっちも,数字的には有意差があるとはいえないなぁ.もうこれはカードリーダー(USB2-W12RW)がボトルネックになっているみたいです.
November 10, 2007
トランセンド TS8GSDHC6 (2)
■信頼性に疑問? ~ 2回のデータ消失
5月に購入したこの SDHC カードですが,10月末までになんと2回もデータ消失をしてしまいました?!(;´д` ) ウワァーン
■データ消失の状況
1) キヤノンEOS-1D Mark2N (ファームウェア Version 1.1.2)にて,RAW + M2jpeg 同時記録で使用.2百カット程度撮影した後,書き込みがずっと busy になった.(カメラの書き込みを表すランプが点灯しっぱなしになった.) 1時間ほどそのまま放置するも,ランプは消えず.しょうがなく,電源 SW OFF したが,電源切れず.その後バッテリーを抜いて,OFF にした.結局カード内のデータ中,約80カットが壊れていた.(残り120カットは救えた.) その後カメラでフォーマットをかけて,同じような条件で記録してみたが現象は再現しなかった.(その後このカードは,EOS では使用せず)
2) リコー Caplio R7,最高画質にて使用.400カット程度までは普通に保存できていた.それを超えて450カット辺りから,今撮影したデータが「表示できないデータです」と表示されるようになった.その後見ているうちに正常に保存されていたはずの最初のほうのデータもどんどん表示できなくなっていった.帰宅後データを PC に吸い上げてみたものの,(正しく保存されていたはずの)前のほうのデータは Jpeg のマーカー位置がおかしくなりデータとしては使えず.後ろの方のデータ(400カット以降)は Jpeg としては認識されず壊れていた.データをあきらめて,カメラにてフォーマットしてみたが「カードが異常」という表示が出てフォーマットも出来ず.EOS で物理フォーマットをかけようとしたが,結果は同じで,フォーマットできなかった.この後は PC に接続したカードリーダーでも認識できず.
1回トラブルが起こってから,おっかなくて重要な撮影にはこのメモリーカードは使っていませんでした.
2回目はモーターショーの時,おかげで今年のモーターショーは写真が1枚もない羽目になってしまいました.
まぁ,仕事半分,遊び半分ですし,仕事のほうは部下の調査チームがちゃんと押さえてくれているので,データが飛んでも致命的ではなかったんですけどね.
■トランセンドへトラブル報告
この製品は永久保証が付いているので,トランセンドのホームページから,テクニカルサポートへトラブルの報告をしました.
- 10/26 夜トラブル報告
- 10/27 トランセンドより受信報告(自動返信)
- 10/29 トランセンドより該当製品を送付するようにメールあり
- 10/30 宅配便にて送付(送料こちら持ち)
- 11/6 交換品(新品)到着
このように約1週間で交換品を送ってきましたが,送られてきたのは製品と納品書のみで,僕が依頼していたトラブルの原因に関する調査結果等は全く入っていませんでした.
これだと原因がわからないので,今後もトラブルが出る可能性は否定できません.結局自分でリスクをしょったままテストをしてみるしかなく,あいかわらず重要な撮影には使えないですね.困ったなー( ̄◇ ̄;)
■CrystalDiskMark 1.0
リムーバブルディスクのベンチマークとしては,最近はこちらのテストが一般的なようなので,今手元にある CF/SD のベンチを取ってみました.使用したカードリーダーは,USB2-W12RW です.
・ トランセンド TS4GCF80 (2005)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 10.768 MB/s
Sequential Write : 7.040 MB/s
Random Read 512KB : 10.672 MB/s
Random Write 512KB : 1.540 MB/s
Random Read 4KB : 2.986 MB/s
Random Write 4KB : 0.173 MB/s
・ トランセンド TS8GCF120 (2006)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.487 MB/s
Sequential Write : 7.356 MB/s
Random Read 512KB : 16.399 MB/s
Random Write 512KB : 1.627 MB/s
Random Read 4KB : 3.163 MB/s
Random Write 4KB : 0.088 MB/s
・ サンディスク Extreme IV SDCFX4-8192 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.560 MB/s
Sequential Write : 13.784 MB/s
Random Read 512KB : 16.402 MB/s
Random Write 512KB : 3.347 MB/s
Random Read 4KB : 2.799 MB/s
Random Write 4KB : 0.157 MB/s
・ パナソニック RP-SDH01GJ1A (2004)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 8.445 MB/s
Sequential Write : 4.813 MB/s
Random Read 512KB : 7.974 MB/s
Random Write 512KB : 1.089 MB/s
Random Read 4KB : 1.753 MB/s
Random Write 4KB : 0.090 MB/s
・ パナソニック RP-SDK02GJ1A (2005)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.657 MB/s
Sequential Write : 12.115 MB/s
Random Read 512KB : 16.090 MB/s
Random Write 512KB : 4.598 MB/s
Random Read 4KB : 2.150 MB/s
Random Write 4KB : 0.528 MB/s
・ トランセンド TS8GSDHC6 (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.510 MB/s
Sequential Write : 9.820 MB/s
Random Read 512KB : 16.576 MB/s
Random Write 512KB : 1.342 MB/s
Random Read 4KB : 3.055 MB/s
Random Write 4KB : 0.065 MB/s
・ A-DATA Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 16.639 MB/s
Sequential Write : 8.085 MB/s
Random Read 512KB : 16.435 MB/s
Random Write 512KB : 1.181 MB/s
Random Read 4KB : 2.931 MB/s
Random Write 4KB : 0.048 MB/s
・ バッファロー RSDC-S1GC4 (Class 4) 1GB (2007)
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 1.0 (C) 2007 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 15.140 MB/s
Sequential Write : 13.104 MB/s
Random Read 512KB : 14.939 MB/s
Random Write 512KB : 3.011 MB/s
Random Read 4KB : 3.013 MB/s
Random Write 4KB : 0.089 MB/s
3年前最速であったパナソニックの SD カードよりも,今現在の Class 4 SD カードの方が速いんですね.
October 28, 2007
サンディスク Extreme IV コンパクトフラッシュ SDCFX4-8192-903
■初めての高級 CF
サンディスクの CF というと,まだ IXY DIGITAL の記録メディアが CF だった頃,買った覚えがあります.それも確か単品で買ったんではなくて,デジカメとのセット販売の中身がサンディスクだったのかな.容量も 64MB か 128MB で,当然こんな高速バージョンではなかったですね.というか,その当時は高速バージョンというのがなかったかも(笑)
それから考えると,今回のこの Extreme IV 8GB は,その辺の安いコンパクトデジカメよりも高い CF ですから,超高級 CF ということができます.今まで殻割りマイクロドライブやトランセンド製 CF を愛用してきた僕が,なぜこの手の高価なメディアに手を出したかというと,11月に発売される EOS-1Ds Mark III が UDMA 対応しているから. 今のところ UDMA に対応している CF は,サンディスクのこの Extreme IV,同 Extreme Ducati Edition.レキサーのプロフェッショナルUDMAシリーズ,ソニーブランドの一部のものしかないからです.(Extreme III も対応しているというのも聞いたことがありますが,真偽の程は不明です.)
■高級 CF の真価は如何に
前回,トランセンドの 8GB SDHC カードの時にやった同じテストを,この CF と A-DATA の 8GB SDHC カード について,やってみました.比較してみたのは,CF としては,トランセンド TS8GCF120,SDHC としては,トランセンド TS8GSDHC6 です.
1) EOS-1D MarkII N,RAW+M2Jpeg 19コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
- TS8GCF120 22"
- Extreme IV 8GB 19"
- TS8GSDHC6 48"
- Turbo Series SDHC (class 6) 8GB 47"
3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず
Reader/ Writer | Media | Sequential | Random | ||
---|---|---|---|---|---|
Read | Write | Read | Write | ||
USB2-W12RW | TS8GCF120 | 15,526 | 7,782 | 13,584 | 1,994 |
Extreme IV 8GB | 15,712 | 13,373 | 13,427 | 4,745 | |
TS8GSDHC6 | 15,942 | 6,067 | 13,291 | 2,737 | |
Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB | 15,787 | 8,915 | 11,722 | 2,540 |
PC+カードリーダー/ライタ による上の結果も同様の傾向を示しています.特に Sequential/Random に関わらず,Write の値が優れていることは,実際のデジカメ使用時では効いている事でしょう.
■後は信頼性
メモリーメディアの性能としては,速度も重要ですが,それよりもどんな条件であれ,データを失わないということが最も重要なことになります.
個人的には,CF では殻割りマイクロドライブでデータを飛ばしたことが一度あるだけで,トランセンドでもトラブルにあったことはありません(*注)が,果たしてこのサンディスクはどうでしょうか?何かあったらここで報告したいと思います.
(*注・・・トランセンド SDHC では,データ消失の経験あり.近々レポートします.)
A-DATA Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB
■もう1枚の SDHC 8GB (Class 6)
トランセンドの SDHC カード 8GB (Class 6) が思いのほか遅かったことと,エラーを起こしてデータ消失の憂き目にあったので,その代わりとして購入.購入した 9月の段階では 8,500円でしたが,2007/10/28 現在の価格は,既に 8,000円を切っています.
結果として,書き込み速度については,トランセンドと大差無し.Class 6 という表示があっても,この手の安い SDHC カードでは,少なくとも EOS-1D Mark II N での高速な書き込みは期待できないようです.
最近では Class 2/4/6 といった SDHC の規格以外の "150倍速"とかをパッケージに表示する SDHC も市場に現れていますし,パナソニック,東芝,サンディスクといったメーカーの高価な SDHC なら速いのかもしれませんが,この辺りがはっきりするまで個人的には当分 SDHC を買うことはないでしょう.
測定した結果については,この後 サンディスクの 8GB CF も購入したので,そちらのほうのエントリーへ合わせて載せておきます.
May 07, 2007
トランセンド TS8GSDHC6
今まで 2GB 超の大容量メディアは,CF ばかり使っていた僕ですが,IXY も対応の機種になったので,初の SDHC カードを購入してみました.Class6 の 8GB SDHCカードです.
Class 6 の SDHC カードとして現在市場に出ているものとしては,4GB 版と 8GB 版があります.バイト単価的には 4GB のほうが安いのですが,今後データサイズはさらに大きくなるので,8GB 版を選択しました.値段は 5/4 現在で,税込み 13,999円(送料別; 上のリンク).
===============================================
2007/6/1 税込み 12,999円(送料別) まで下がってました.
2007/10/28 税込み 8,480円(送料別)
2008/9/24 税込み 2,880円(送料別)
===============================================
腕時計による手動計時なのでそれほど正確なテストとは言えませんが,過去僕が CF や SD でやったテストを同じようにやってみました.今回の比較対象は,2GB の SD カードとしては多分最良に近い方の RP-SDK02GJ1A.
1) EOS-1D MarkII N,RAW+M2Jpeg 19コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
RP-SDK02GJ1A 20"
TS8GSDHC6 48"
う~~む,8GB は遅いですね.・・・(--;) これは Transcend だから遅いのか? SDHC だから遅いのか?FAT32 だから遅いのか???
3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず
Reader/Writer | Media | Sequential | Random | ||
---|---|---|---|---|---|
Read | Write | Read | Write | ||
USB2-W12RW | TS4GCF80 | 10,569 | 8,050 | 9,088 | 2,886 |
TS8GCF120 | 16,889 | 7,682 | 15,600 | 1,994 | |
RP-SDK02GJ1A | 17,519 | 11,455 | 13,854 | 4,171 | |
TS8GSDHC6 | 17,198 | 6,073 | 16,176 | 2,758 |
ああ,やっぱりデータ的にも書き込みが遅いんですね.
SDHC が規格化されて Class 6 の製品が出てきたのは最近のことですが,どうも過去の SD カードに比べると速度的に振るわないというのがちまたの噂なんですね.機械によって使えるか使えないかギャンブルになってしまうけれど,SDHC ではない Transcend の 4GB SD カードが速いなんて話もあるくらいです.
まぁ,この 8GB SDHC も,Read は速いし,Write も CF 以上の速度は出ているので,実使用上は全く問題はないと思われますが,ちょっと前までは新しい大容量メディアを買うと必ず速度性能は上がっていたのに,最近は一概にそうもいえなくなってきているようです.
今日のニュースによれば,トランセンドから新しい高速 CF が出るようですが,果たしてこれの性能はどうなっているのでしょうか?→ TS8GCF266 (266倍速 CF 8GB)
ちなみに今回購入した 8GB の SDHC カードですが,いうまでもなく,EOS-1D MarkII N/Mark II (ともに最新ファームウェアへバージョンアップ済み),IXY DIGITAL 90 で使うことができました.また上の HDBENCH が実行できていますから,カードリーダーの USB2-W12RW もきちんと対応していることがわかります.
ひとつ想定外というか,確認を怠っていたのは,GR DIGITAL が SDHC に対応していなかったこと?! EOS-1D MarkII よりも新しいカメラなので,当然既に対応しているものだと思っていました・・・(^_^;) まぁデジタル1眼に比べればファイルサイズは小さいので,メディアは大きくても 2GB くらいあれば十分なのですが,面倒くさいからファームアップで対応してくれないかなぁ(笑)
■関連エントリ
May 24, 2006
トランセンド TS8GCF120
マイクロドライブ退役ということで,これに替わる CF として選んだのが,これ.
前回もそんなこといってますが,一度は高速 CF の定番のサンディスク Extreme III 4GB をトライしてみたい気もありました.でも相変わらず今日本で売っているものは 2GB⇔4GB 切り替えスイッチがあること,なんといっても高いという二つの理由でまたまたトランセンドに流れました・・・(^_^;)
なにしろなじみの某ショップでは Extreme III 4GB よりトランセンドのこの 8GB の方が安いんですから,コストパフォーマンスでは勝負になりません.いくら高速だからといって,今までマイクロドライブで我慢できていた人間が,2倍の値段で Extreme III を買う気にはならないのでした・・・(^^;)
この 8GB CF,EOS-1D Mark II にセットすると,LCD には RAW+M2Jpeg で 656枚撮影可能と表示されます.(4GB だと 322枚)
さて同じトランセンドでも,4GB は 80倍速,今回の 8GB は 120倍速という謳い文句になっています.果たして差があるのかどうか,計測してみました.
1) EOS-1D MarkII,RAW+M2Jpeg 18コマ連写(=バッファフル)からの解放時間
TS4GCF80 26"
TS8GCF120 26"
2) RAW 286ファイル+M2Jpeg 286ファイル,合計 2.45GB の P-4500 への取り込み時間
TS4GCF80 7'51"
TS8GCF120 7'45" (3.16min/GB)
わはは,ほとんど差がありません・・・(^^;)
ただこの数字だけでは,これがメディアの実力なのか,機器側が律速になっているのかは,わからないですね.
試しに P-4500 での TS8GCF120 からの転送速度を計算してみると,5,520KB/sec になっており,Read に関しては,SD カードと比べてもほとんど遜色がありません.
そうなると問題は Write なわけですが,過去 RA1 さんから寄せられたコメントから見ても,ここはトランセンドの CF は速くないというのも紛れもない事実.今回も同じような気がします.
これを検証するために前回と同じように,最後は PC に繋げて,ベンチマークを走らせてみました.これには パナソニック RP-SDK02GJ1A も飛び入り参加.
3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず
Reader/Writer | Media | Sequential | Random | ||
---|---|---|---|---|---|
Read | Write | Read | Write | ||
USB2-W12RW | TS4GCF80 | 10,569 | 8,050 | 9,088 | 2,886 |
TS8GCF120 | 16,889 | 7,682 | 15,600 | 1,994 | |
RP-SDK02GJ1A | 17,519 | 11,455 | 13,854 | 4,171 |
なんと Read は速くなってますが,Write は若干ではありますが,むしろ遅くなってますね・・・(@@;
結論: トランセンドの CF,80倍速,120倍速という数字は,Write に関してはあてになりません.本当に書き込みの速い CF が欲しい方は他のブランドを選んだほうが良いかもしれません.あくまでも自己責任で(笑)
僕は,安くて大容量,今のところトラブルフリーなので,これで十分です.d(^_^)/
■関連エントリアイ・オー・データ機器 USB2-W12RW (2005.9.16)
トランセンド TS4GCF80 (2005.8.5)
2/4 が死亡 - HGST マイクロドライブ 4GB
2004年正月明けから春浅い3月くらいまで,ある MP3 プレイヤーが,実際の店舗でもネットショップでも,売上ランキングの上位の常連になりました.Amazon では入荷した 20分後に入荷待ちになり,ビックカメラのような大手量販店でも,土曜日に入荷しても日曜日には在庫切れになる,これくらいその売れ行きは凄かったのです.
そのプレイヤーの名前は,Creative NOMAD Muvo^2 といいました.素人でも簡単に分解して,中の HGST 4GB マイクロドライブを取出せるのが,その人気の理由でした.リテール版の MD を買うよりも,この殻割 MD の方が遥かに安かったのです.
僕もこの時期,このプレイヤーを4台購入,4枚の MD をゲットしました.(殻は同僚に売りましたね(^^;)
ちょうど EOS-1D MarkII を購入した頃だったので,この4枚の MD をとっかえひっかえ使い,1年半後に 4GB CF を購入するまで,この MD がメインのメディアでした.
4GB CF を購入したきっかけも,4枚の MD のうち1枚に連続してエラーが出たからなのですが,先週末別の1枚にも不具合が出てしまいました.
その不具合は,こんな風でした.
日曜日,撮影会の現場で 1D Mark II で撮影した MD を,P-4500 にバックアップしようとしたら,液晶画面に
『HDD に空きがなく,バックアップできません』
というエラー表示が.P-4500 は購入したばかりですし,まだ 4GB メディア2枚分くらいしかバックアップをしていません.確認してみると空きは 60MB 以上あります.試しに別の CF を P-4500 に挿入して,バックアップしてみると,問題なくコピーされます.
これで問題は,MD の方にあるようだということはわかりましたが,問題の MD を 1D MarkII に挿入してみると,データは正しく記録されているように見え,どこに問題があるのかはその場では調べることができませんでした.
帰宅してから件の MD をカードリーダーに挿入してみたところ,カメラで見たとおり画像データは RAW も M2Jpeg も無事記録されており,エクスプローラー上で PC へコピーすることができました.
ところが MD 内には画像データだけではなく,二つの謎のファイルがあったのです.このファイル,片方は 2.9GB という超巨大なファイル.もう一方は200KB くらい.文字化けしたようなファイル名,拡張子無.PC 上で削除することもできません.FAT 上で変なことになっているファイルみたいな感じです.
幸い肝心の画像ファイルは既にバックアップされているので,思い切ってこの MD に CHKDSK /F をかけてみました.このコマンドで直るものなら,この MD まだ使えるかもしれません.
果たしてその結果は・・・・.
駄目でした.100個以上あったファイルは,なぜかひとつのフォルダにまとまってしまいました.おまけにこのフォルダ,オープンすることも削除もできません.
この後,この MD を 1D Mark II に挿入し初期化してみましたが,問題なく初期化できました.記録も問題ありません.(前回の MD のエラーの時もそうでしたが,カメラ側のフォーマッタはかなり強力です.多少問題があるようなメディアでも,強引に初期化してしまう感じです(^^;)
ただこんなエラーを出したメディアを今後大事な撮影に使う気にはなれないので,この MD は速攻リタイア決定.既にこの HGST の MD,1枚エラーを出してリタイアさせていますから,これで 2/4 の確率で死んだことになります.
残る2枚も,同じような時期に導入して,ほぼ同じように使ってきたわけで,これらの寿命が来るのもそう遠くはないでしょう.それを考えると,この機会にすべての MD を退役させるのが賢明であるという結論になりました.
とはいえ,我が家にもメディアがあり余っているわけではないので,前回死んだ MD(No.2),今回死んだ MD(No.1) は廃却.残りの MD(No.3)とMD(No.4) を予備役に,足りなくなった分は新規に CF を購入することになったのです.
March 05, 2006
PQI SD Memory Card 512MB
GR DIGITAL を買ったら,おまけで付けてくれた PQI 製の 512MB SD カード.
パッケージ自体には型番の記述もなく,バーコードシールに "SDB-512"と記述があるだけの謎のカード?!
メーカーのサイトを見てみたら,メディアラベルのデザインからして,多分 Secure Digital Standard シリーズ中の 512MB バージョンのようです. 転送速度 4.5MB/sec の至って平凡な奴.
転送速度はともかく,容量的に512MB では GR DIGITAL の FINE 画質だと 156枚しか撮れず,ちょっと小さい感じ.滅多に使わないとは思いますが,RAW で撮影した場合にはもっと撮影可能枚数は減るわけですし.
とりあえず SD カードは 1GB が2枚あるので,GR と IXY に1枚ずつあてて,その予備に回すことにします.
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2007.5.15 追記
IXY DIGITAL 60 のおまけで,同僚宅へドナドナされて行きました.
October 04, 2005
パナソニック RP-SDK02GJ1A
ちょいとあぶく銭(?)が入ったので,奮発して購入してみました.前に買ったパナソニック製高速 SD カードの容量 2GB 版です.→ パナソニック製品ページ
今までメモリスロットが2ヶある EOD-1D Mark II には,4GB CF と 1GB SD カードを挿していて,SD カード側は CF がメディアフルになった時のリザーブな使い方をしていたのですが,さすがに 1GB だと 100カットも撮れない(RAW+M2Jpeg 時)ので,本当にエマージェンシー的な使い方でした.2GB にしたことで,やっと狙っていたような使い方が出来そうです.
August 05, 2005
トランセンド TS4GCF80
4枚ある 4GB マイクロドライブのうちの1枚が,時々ファイルが正しく書き込まれなくなってきました.PC で CHKDSK をかけてみてもエラーは出ないのですが,数回の使用,ほぼ 2000カットに1カットくらいの割合で,撮影した Jpeg ファイルが表示できないのです.このエラー,なぜか同時記録している RAW ファイルは生きているので,致命的ではありません.
ただなんとなくそろそろ寿命なのかなという気もしますし,4GB CF の値段も随分こなれてきたので,2枚購入してみることにしました.とはいっても,レキサー80倍速 や サンディスク Extreme III といった高級品(?)はまだまだ高いし,加えてレキサーはキヤノンの1眼レフと相性が良くないようなので,価格がリーズナブルで過去に購入して個人的に好印象をもっているトランセンドをチョイス.価格は某ショップで,2枚セットで 79,500円.ほぼ 10,000円/GB ですね.
4GB とはいえ,コンパクトフラッシュなので,CF Type I 仕様.型番末尾の 80 は,80倍速タイプの意味.150KB/s*80 で 12MB/s が最大転送速度のはずなんですが・・・
→ メーカープレスリリース
■関連エントリ
HGST マイクロドライブ 4GB (2004.8.31)
トランセンド TS2GCF45 (2004.8.31)
May 20, 2005
EOS-1Ds MarkII および EOS-1D MarkII に画像消失の不具合
幸いなことに僕は経験していませんが,ネット上いろんなユーザーから,「画像が消える」というクレームがあがっていた件,キヤノンから不具合現象を確認した旨の案内メールが来ました.
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◆EOS-1Ds MarkIIおよびEOS-1D MarkIIをご使用のお客さまへ
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デジタル一眼レフカメラ EOS-1Ds MarkII および EOS-1D MarkII におきまして、 ご使用の際に、撮影した画像が消失するとのご指摘を頂き原因を調査した結 果、以下の2点の問題が発生することを確認いたしました。1.カメラバッファメモリ内の画像の消失
2.レキサー・メディア株式会社の特定CFカード使用時の画像消失
詳細につきましては、下記をご参照くださいますようお願い申し上げます。
http://cweb.canon.jp/e-support/info/050520eosd.html
2. の現象については,EOS-1Ds MarkII,EOS-1D MarkII だけではなく,キヤノンの現行 D-SLR すべてで起こりうる問題のよう(すなわちカメラ側の問題だけではない?)で,レキサーメディア側からも CF カード(レキサープロフェッショナルシリーズ80倍速コンパクトフラッシュカード)のファームウェアアップデートを,5月末を目処に提供する旨,発表されています.→ プレスリリース
December 12, 2004
パナソニック RP-SDK01GJ1A
IXY DIGITAL 50 と同時に購入した 1GB の SD メモリーカードです.→ パナソニック製品ページ
もちろん IXY DIGITAL 50 程度なら,こんなに大きな容量のものはいらないのですが,EOS-1D Mark II と共用を考えると,小さいものを買ってもしようがないので.
旧型は書き込み速度が 10MB/s でしたが,このタイプは 20MB/s に向上しています.ただこのメディア側の性能向上の恩恵を受けるためには,ハード側も対応していないといけないので,うちの EOS-1D Mark II には全然関係ないのでした(^_^;)
August 31, 2004
HGST マイクロドライブ 4GB
4GB 版のマイクロドライブ. 裏面に書いてある MODEL No. は,HMS360404D5CF00 と非常に長いもの・・・(^_^;) →製品データシート
ちなみに単品で購入したわけではなく,Creative の NOMAD MuVo^2 4GB(型番:CNMVS4G) という MP3 プレイヤーの中身のマイクロドライブだけを抜いたものです.
このプレイヤー,2004年2~4月頃 22,000~25,000円程度で売られており,安くても 55,000円はしていたリテール版マイクロドライブ(2004/8 現在でも,39,800円程度の値段がついています)を買うよりは,はるかに安い値段で 4GB マイクロドライブが入手出来るというので,デジタル1眼レフユーザーだけではなく,分解→転売を目的とした賢い人々(笑)も交えてネットで話題になった製品です.
僕は 1D Mark II を予約していたので,勢いで4つも入手しました(^^;が,GW 明けに Creative が,マイクロドライブをデジカメでは使えない対策版にしたため,後期型(44C ロット以降.僕が持っているのは,41A*1,41B*3 です)ではこの手は使えなくなってしまいました.
リテール版を持っていないので本当のところはわからないのですが,少なくとも Muvo^2 から抜いた 44B ロットより以前のものと,リテール版と電気的にはまったく同じ物だと思われます.
使い勝手的には,どうしても HDD ですから CF に比べれば書き込みが遅いことは間違いありません.特に容量一杯(1D Mark II でフォーマットすると,3.8GB)まで使おうとすると,内周部分の書き込みの遅さ(スペックシートによれば,実効転送速度は,4.3~7.2MB/sec; 内周は 4.3MB/sec とみてよいでしょう)が出てきて,間違ってバッファフルになんかした日には,いつまで経っても "busy" ランプが点きっぱなしになります. この間カメラは何の操作も受け付けないので,どんなに良いシャッターチャンスがあったとしてもお手上げ.お気をつけください.
ほんとまじにこの状態に初めてなった時には思わず「(1D Mark II が)もう故障しちゃったのかよ?!」と思いましたね(^^;
ちなみに HGST は,日立グローバルストレージテクノロジーズの略. CF Type II 準拠のマイクロドライブは,もともと IBM の HDD 部門が開発し,HGST がこの部門を買い取ったため,「マイクロドライブ」という名称は,現在では HGST の商標です.
パナソニック RP-SDH01GJ1A
1GB の SD メモリーカードです.
EOS-1D Mark II は,CF と SD メモリーカードのダブルスロットになっていますが,この SD メモリーカードスロットに突っ込みっぱなしにしてあって,内蔵予備メモリ的な使い方をしています. つまり基本的にメインで使うのはあくまでも CF 側,マイクロドライブか,CF なわけです.
こういう使い方をしているのは,今現在 SD メモリカードが最大で 1GB までしかないことが第一の理由.
僕はよっぽど連写する時以外は,RAW+M2Jpeg で記録していますが,この設定だと 1GB メモリーカードで 76枚しか撮れませんので,こんな使い方になるわけです.
二つ目の理由は,やっぱり値段が高いことに尽きますね.このSDメモリーカード,今現在でも安いところで 30,000円強. 同じく 2GB の CF が 32,000円くらいなので,どうしても CF へ流れてしまうのでした.
とはいっても,せっかく2スロットあるのと,SD メモリーカードの方が高速な書き込みだということで,入れてはありますが,僕の使い方だと未だその恩恵にあずかっていないような気がしています(^_^;)
ちなみにその書き込み速度,現状ではこの製品が,世界最速 10MB/s を謳っていますが,パナソニック自身のロードマップに既に 20MB/s 品開発予定の記載があるので,近い将来その地位から落ちることでしょう(^_^;)