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October 06, 2016

キヤノン EF16-35mm F2.8L III USM

いわゆる大三元の一角を構成するキヤノンのワイド端16mm始まり超広角ズームの3世代目.

光学系の見直し,新しいレンズ材,コーティングの採用により,II型に比べ,各収差/フレア・ゴーストを抑制/低減,ズーム全域で高画質化を実現しています.というのがキヤノンの謳い文句(笑)

ポートレートシューターとしては,絞り羽根の枚数が7枚から9枚になったり,最短撮影距離は変わらないものの最大撮影倍率(35mm)が 0.22倍 から 0.25倍に改善されていたりするのが嬉しい点です.

一方,レンズ本体の最大径(φ88.5mm)は変わらないもののフードの外径が大きくなっていること,レンズの長さが111.6mm から 127.5mm とかなり伸びており,カメラバッグの中で占めるスペースはかなり大きくなってしまいました.加えて質量(フード,リアキャップ込み, 実測)も 682g から 829g とかなり肥大.約150g の質量増加って,ちょっと勘弁してほしい?!(ー_ー)!!

キヤノンはあまり広角ズームレンズが得意ではないので,どんどん新型が出るんだと思いますが,次世代のレンズでは軽量化という点をもっと考慮してほしいものです.


キヤノン EF16-35mm F2.8L III USM
画角(水平・垂直・対角線) 98°〜54°・74°10'〜38°・108°10'〜63°
レンズ構成 11群16枚
絞り羽根枚数 9枚
最小絞り 22
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.25倍 (35mm時)
フィルター径 82mm
最大径×長さ φ88.5mm×127.5mm
質量 約790g

 

Mana_t2016102163 (16mm端,1/250sec, F8)

 

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