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October 31, 2007
キヤノン Digital Photo Professional Ver3.2.0 アップデーター提供開始
Digital Photo Professional Ver3.2.0 アップデーター (Windows)
Digital Photo Professional Ver3.2.0 アップデーター (Mac OS X)
■ Digital Photo Professional Ver3.0.2からVer3.2への変更点
1.EOS 40Dに対応しました。
2.レンズ収差補正機能(周辺光量、歪曲、色収差、色にじみ)を追加しました。
対応カメラと対象レンズについては、Digital Photo Professional 3.2 の
使用説明書(PDF)をご覧ください。
3.ハイライト/シャドウ警告機能を追加しました。
白とび/黒つぶれを画像上で確認できるようになりました。
4.RAW画像の高画質表示モードに「高速化(偽色緩和なし)」を追加しました。
5.メイン画面での画像並び替え保持機能を追加しました。
6.クイックチェック画面での画像拡大率に100%を追加(従来は50%表示のみ)
しました。
October 30, 2007
リコー,GR DIGITAL II 発表
■正常進化
GR DIGITAL の販売終了に伴い,予想通り GR DIGITAL II が発表されました.
初代 GR DIGITAL とほぼ同じデザインを踏襲.レンズ周りは光学系は流用と思われます.動作音の低減を図っているということなので,駆動系は新設計かも.バッテリーは共通ですね.
CCD は 1/1.75型,画素数は 1010万画素へアップ,SDHC 対応,LCDモニターが,2.7型,23万画素へ変更.54MB の内蔵メモリ搭載,RAW 記録の高速化.アスペクト比1:1での撮影も可能.
AF 補助光の発光位置の最適化によりアクティブ AF は廃止.GX100 に搭載された CCDシフト方式の手ぶれ補正は採用されませんでした.
発売は 11/22 からになるようです.
■GR DIGITAL,最後の機能拡張ファームウェア
11/22 に GR DIGITAL で,一部 GR DIGITAL II と同様の機能を使えるようになる最後のファームウェアがダウンロードできるようになります.
- 従来の白黒,セピアに加え,赤,緑,青,紫色でのモノクロ撮影が可能になる.色の濃さ、コントラスト、シャープネスをそれぞれ5段階に設定できる.
- 外部ファインダー使用時に液晶モニターの表示を消す「シンクロモニターオフモード」に,絞りやシャッタースピードなどの情報のみを表示することが可能になる.
- 35mm判換算の焦点距離が40mmになるテレコンバージョンレンズ「GT-1」の装着が可能になる.GT-1の装着を認識する機能を追加し,EXIFに正しい焦点距離情報を記録する.また,フォーカス制御を最適化する.
- 内蔵ストロボの発光量を,1/3EV単位で+2EV~-2EVまで補正する機能が加わる.
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October 28, 2007
サンディスク Extreme IV コンパクトフラッシュ SDCFX4-8192-903
■初めての高級 CF
サンディスクの CF というと,まだ IXY DIGITAL の記録メディアが CF だった頃,買った覚えがあります.それも確か単品で買ったんではなくて,デジカメとのセット販売の中身がサンディスクだったのかな.容量も 64MB か 128MB で,当然こんな高速バージョンではなかったですね.というか,その当時は高速バージョンというのがなかったかも(笑)
それから考えると,今回のこの Extreme IV 8GB は,その辺の安いコンパクトデジカメよりも高い CF ですから,超高級 CF ということができます.今まで殻割りマイクロドライブやトランセンド製 CF を愛用してきた僕が,なぜこの手の高価なメディアに手を出したかというと,11月に発売される EOS-1Ds Mark III が UDMA 対応しているから. 今のところ UDMA に対応している CF は,サンディスクのこの Extreme IV,同 Extreme Ducati Edition.レキサーのプロフェッショナルUDMAシリーズ,ソニーブランドの一部のものしかないからです.(Extreme III も対応しているというのも聞いたことがありますが,真偽の程は不明です.)
■高級 CF の真価は如何に
前回,トランセンドの 8GB SDHC カードの時にやった同じテストを,この CF と A-DATA の 8GB SDHC カード について,やってみました.比較してみたのは,CF としては,トランセンド TS8GCF120,SDHC としては,トランセンド TS8GSDHC6 です.
1) EOS-1D MarkII N,RAW+M2Jpeg 19コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)
- TS8GCF120 22"
- Extreme IV 8GB 19"
- TS8GSDHC6 48"
- Turbo Series SDHC (class 6) 8GB 47"
3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず
Reader/ Writer | Media | Sequential | Random | ||
---|---|---|---|---|---|
Read | Write | Read | Write | ||
USB2-W12RW | TS8GCF120 | 15,526 | 7,782 | 13,584 | 1,994 |
Extreme IV 8GB | 15,712 | 13,373 | 13,427 | 4,745 | |
TS8GSDHC6 | 15,942 | 6,067 | 13,291 | 2,737 | |
Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB | 15,787 | 8,915 | 11,722 | 2,540 |
PC+カードリーダー/ライタ による上の結果も同様の傾向を示しています.特に Sequential/Random に関わらず,Write の値が優れていることは,実際のデジカメ使用時では効いている事でしょう.
■後は信頼性
メモリーメディアの性能としては,速度も重要ですが,それよりもどんな条件であれ,データを失わないということが最も重要なことになります.
個人的には,CF では殻割りマイクロドライブでデータを飛ばしたことが一度あるだけで,トランセンドでもトラブルにあったことはありません(*注)が,果たしてこのサンディスクはどうでしょうか?何かあったらここで報告したいと思います.
(*注・・・トランセンド SDHC では,データ消失の経験あり.近々レポートします.)
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A-DATA Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB
■もう1枚の SDHC 8GB (Class 6)
トランセンドの SDHC カード 8GB (Class 6) が思いのほか遅かったことと,エラーを起こしてデータ消失の憂き目にあったので,その代わりとして購入.購入した 9月の段階では 8,500円でしたが,2007/10/28 現在の価格は,既に 8,000円を切っています.
結果として,書き込み速度については,トランセンドと大差無し.Class 6 という表示があっても,この手の安い SDHC カードでは,少なくとも EOS-1D Mark II N での高速な書き込みは期待できないようです.
最近では Class 2/4/6 といった SDHC の規格以外の "150倍速"とかをパッケージに表示する SDHC も市場に現れていますし,パナソニック,東芝,サンディスクといったメーカーの高価な SDHC なら速いのかもしれませんが,この辺りがはっきりするまで個人的には当分 SDHC を買うことはないでしょう.
測定した結果については,この後 サンディスクの 8GB CF も購入したので,そちらのほうのエントリーへ合わせて載せておきます.
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October 22, 2007
ロープロ プロローラーミニ
■飛行機で行く撮影旅行のために
"ロープロ プロローラーミニ"はキャリータイプ,つまりバッグ底面にキャスター(いわゆるコロコロ)がついていて,移動の際引っ張る為の伸縮できるハンドルのついたカメラバッグです.
もちろん日常僕が撮影をしているフィールドでは,バッグを引っ張りながら移動出来るような所は少ないので,普段使い用ではなく,飛行機を使った撮影旅行のために3年前に購入しました.
航空機内に撮影機材を持ち込む際に気をつけないといけないのは,『極力持ち込み手荷物にする』ということでしょう.
もちろんあなたがかなりのお金持ちか,売れっ子のプロカメラマンであれば,ペリカンに代表される頑丈なケースに撮影機材を入れて手荷物として預けたり,アシスタントの人に機材を運ばせ,機内へ持ち込むこともできます.ただそうでなければ,機材は自分ひとりでハンドリング出来る位の大きさ,重さにまとめて,機内持込手荷物にすべきです.
というのは預かり手荷物というのはいくら 『Fragile/取り扱い注意』の札を付けてもらっても,裏では投げられているかもしれないし,高そうな荷物は紛失する可能性が高いから・・・(--;)
その証拠に手荷物を預けるときに,航空会社のグラウンドクルーが必ず聞く
「壊れやすいもの,貴重品は入っていませんでしょうか?」
という質問に対し,
「ええ,入っています.総額 100万円を超える撮影機材です.」
と答えてみてください.
よっぽどしっかりとした梱包で,ごつい鍵がかかっていない限り,まず彼ないし彼女は荷物を預からないでしょう.国際線の場合は特に・・・(^_^;)
アメリカの 9.11 テロ,イギリスの液体爆弾テロ以降,各航空会社とも機内持ち込み手荷物は激しく制限されるようになりました.ポイントは持ち込み荷物の数,大きさ,重さです.
機内持ち込み手荷物の大きさについては,各航空会社で規定が微妙に違います.日本の代表的な航空会社である JAL と ANA,僕の過去の経験から厳しいと思った Lufthansa の例をあげてみるとこんな感じです.
- JAL 3辺の和が115cm以内、W55㎝×H40cm×D25cm以内 10kg以内
- ANA 3辺の和が115cm以内で、各辺の長さが55cm×40cm×23cm以内かつ10kg以下のもの1個
- Lufthansa 55cm×40cm×20cm以下で、重量は8kg以下
ここでこの"プロローラーミニ"の大きさ(小ささ)が物をいいます.
- プロローラーミニ(外寸:485×330×190mm)
- プロローラー1(外寸:540×355×230mm)
下の"プロローラー1"は同じロープロのバッグで,"プロローラーミニ" のワンサイズ上のものになります.ホームページ上ではこのバッグも機内持ち込み可能ということになっていますが,Lufthansa では規定を超えているため,拒否される可能性があるわけです.
その点,"プロローラーミニ"は厚さが 19cm しかないため,Lufthansa でも規定内に収まっています.
実際 "プロローラーミニ" の場合,747-400 の窓側の荷物入れ(中央側の荷物入れに比べ高さがなく,荷物の厚みが厚いとラッチがかからない)でも問題なく収納できますし,機種によってはかなり狭いシート下にもなんなく滑り込ませることが出来ます.
これが僕がこのバッグを使うときの収納例です.
この写真の場合,左下から時計回りに,
- EOS-1D MarkII N ボディ
- EF16-35mm F2.8L II USM (この下に EOS の予備バッテリー"NP-E3"あり)
- EF70-200mm F2.8L IS USM
- スピードライト 580EX (この下にコンパクトバッテリー "CP-E3" あり)
- EF85mm F1.8 USM (EF16-35mm のフードも一緒に入ってます)
- EF50mm F1.4 USM
という風にパッキングされています.
ホームページには,収納例として『 80~200mm f/2.8級レンズを取り付けた一眼レフカメラ:1機+カメラ本体:1機+交換レンズ4本+アクセサリー』なんて書いてありますが,これは昔の銀塩1眼レフ基準の話ですね.ボディもレンズも肥大化している現代のデジタル1眼レフシステムだと,上の写真くらいの量を詰めるのが限界です.
中には遠方に撮影に出かけるのに,ボディが1台しか入らないというのは,"サイズ的に不十分"と思われる方もいるかもしれません.ただこれでも既に総重量は 10kg を超えているので,予備ボディを持っていくのであれば,別のバッグに入れるほうがベターです.あまり重いとハンドリングにも不便ですし,せっかく大きさ的には機内持ち込みが出来るレベルなのに,重さではねられてしまう可能性もあるからです.
実際このくらい詰め込んでしまうと,持ち運びは大変.特にこのバッグはショルダーベルトがないので,キャスターを転がせるところなら問題は無いのですが,そうできないところ,例えば砂浜とかではかなり持ち運びは厄介です.僕は,昨年宮古島の砂山ビーチからの帰りのきつい上り坂で肩に担いだこのバッグの重さで完璧にへばってしまったのでした・・・( ̄▽ ̄;)
今年はその反省を元に,ハクバのソフトバッグ用 GWリュックベルト KRB-03BK を購入し,背中に担げるようにしました.このベルト,砂山,砂浜だけでなく,多くの歩く場面で大活躍でした.
ちなみに機内へ持ち込むことのできる手荷物は1個といわれていますが,実際にはこの "プロローラーミニ" と着替えの入った大き目のデイバック(大きさだけはほぼこのカメラバッグと同じくらい)1つを機内に持ち込ませてくれなかった航空会社は今のところありません.荷物が2個でまとめられるのならば,機内持ち込みにトライしてみてはどうでしょうか?
Have a nice flight!
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October 19, 2007
リコー,「GR DIGITAL」の生産を終了
販売期間は,コンパクトデジタルカメラとしては,異例の2年間に及んだそうです.そろそろ2年分の進化を詰め込んだ次期型の出番が近いんでしょうね.
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October 18, 2007
キヤノン,開発中の EF200mm F2L IS USM を米国で参考出品
キヤノンが,開発中の「EF 200mm F2 L IS USM」を米国ニューヨークで開催されている写真イベント「PhotoPlus」に参考出品したようです.
鉛に代表される環境負荷物質フリーになっているでしょうから,光学系から新規設計である可能性が高いと思われます.新世代の IS 搭載も合わせて,発売が楽しみなレンズです.
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