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October 28, 2007

サンディスク Extreme IV コンパクトフラッシュ SDCFX4-8192-903


■初めての高級 CF

サンディスクの CF というと,まだ IXY DIGITAL の記録メディアが CF だった頃,買った覚えがあります.それも確か単品で買ったんではなくて,デジカメとのセット販売の中身がサンディスクだったのかな.容量も 64MB か 128MB で,当然こんな高速バージョンではなかったですね.というか,その当時は高速バージョンというのがなかったかも(笑)

それから考えると,今回のこの Extreme IV 8GB は,その辺の安いコンパクトデジカメよりも高い CF ですから,超高級 CF ということができます.今まで殻割りマイクロドライブやトランセンド製 CF を愛用してきた僕が,なぜこの手の高価なメディアに手を出したかというと,11月に発売される EOS-1Ds Mark III が UDMA 対応しているから. 今のところ UDMA に対応している CF は,サンディスクのこの Extreme IV,同 Extreme Ducati Edition.レキサーのプロフェッショナルUDMAシリーズ,ソニーブランドの一部のものしかないからです.(Extreme III も対応しているというのも聞いたことがありますが,真偽の程は不明です.)

■高級 CF の真価は如何に

前回,トランセンドの 8GB SDHC カードの時にやった同じテストを,この CF と A-DATA の 8GB SDHC カード について,やってみました.比較してみたのは,CF としては,トランセンド TS8GCF120,SDHC としては,トランセンド TS8GSDHC6 です.

1) EOS-1D MarkII N,RAW+M2Jpeg 19コマ連写(=バッファフル)からの解放時間(書き込みランプが消えるまでを計測)

  • TS8GCF120 22"
  • Extreme IV 8GB 19"
  • TS8GSDHC6 48"
  • Turbo Series SDHC (class 6) 8GB 47"
これは同じことを3回やった平均値ですが,確実に Extreme IV は速いですね.体感でも3秒の差は結構あります.もちろん EOS-1D Mark II N は UDMA 対応ではないので,UDMA に対応したカメラだともっと差が出るのかも知れません.

3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず

Reader/

Writer

Media

Sequential

Random

Read

Write

Read

Write

USB2-W12RW

TS8GCF120

15,526

7,782

13,584

1,994

Extreme IV 8GB

15,712

13,373

13,427

4,745

TS8GSDHC6

15,942

6,067

13,291

2,737

Turbo Series SDHC (Class 6) 8GB

15,787

8,915

11,722

2,540

PC+カードリーダー/ライタ による上の結果も同様の傾向を示しています.特に Sequential/Random に関わらず,Write の値が優れていることは,実際のデジカメ使用時では効いている事でしょう.


■後は信頼性

メモリーメディアの性能としては,速度も重要ですが,それよりもどんな条件であれ,データを失わないということが最も重要なことになります.

個人的には,CF では殻割りマイクロドライブでデータを飛ばしたことが一度あるだけで,トランセンドでもトラブルにあったことはありません(*注)が,果たしてこのサンディスクはどうでしょうか?何かあったらここで報告したいと思います.

(*注・・・トランセンド SDHC では,データ消失の経験あり.近々レポートします.)

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