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May 29, 2006

キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ,画像管理ソフト「MuseViewer Pro」 バージョンアップ

 キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ株式会社は,画像管理ソフト「MuseViewer Pro」のアップデータを公開.バージョンナンバーは1.30.

ダウンロードページ

・EOS 30DのRAWデータ表示に対応
・削除確認ダイアログを表示しない仕様を追加
・前回使用したフォルダパスを利用して起動する設定で前回のフォルダパスがスペシャルフォルダ以下であった場合、前バージョン以前では再起動時のフォルダツリーの階層がC:\Documents and Settings経由での表示になっていました。この仕様を変更し、スペシャルフォルダ経由で表示する仕様に変更しました。
・特定のログイン名の場合、起動を行うと不正なフォルダを作成する問題を修正
・ 「%」を含むファイル名の画像の場合、ランチャーから別アプリケーションを起動できない問題を修正
・特定のJPEGファイルでの問題を修正

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May 25, 2006

フィルムカメラ開発終了へ キヤノン社長が表明

北海道新聞サイト

 リンク先はすぐ消えるだろうから,全文引用しておきます.

 キヤノンの内田恒二社長は25日、記者会見し、フィルムカメラ事業について「今後は新規開発は難しい」と話し、新製品の開発を終了する方針を明らかにした。既に販売している商品の製造は「需要のある限り続ける」としている。

 フィルムカメラは、デジタルカメラへの買い替えが進んで市場が縮小。今年に入り、ニコンが開発終了を発表したほか、コニカミノルタホールディングスも事業からの撤退を表明した。キヤノンが新規開発をしない方針を打ち出したことで、フィルムカメラの市場縮小は一段と進みそうだ。

 内田社長は「写真印刷の手軽さなどはデジタルカメラの方が上。フィルムカメラ縮小は世の流れだ」とデジタルの利点を強調。その上で「市場の状況をみるが、今後の需要は(マニア層など)特殊なニーズに限られ、新規開発をしても商売として成立しない」と説明した。

 さて開発は終了したわけだが,販売はいつまで続けるのだろう?>キヤノン銀塩1眼レフ

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May 24, 2006

トランセンド TS8GCF120

 マイクロドライブ退役ということで,これに替わる CF として選んだのが,これ.

 前回もそんなこといってますが,一度は高速 CF の定番のサンディスク Extreme III 4GB をトライしてみたい気もありました.でも相変わらず今日本で売っているものは 2GB⇔4GB 切り替えスイッチがあること,なんといっても高いという二つの理由でまたまたトランセンドに流れました・・・(^_^;)

 なにしろなじみの某ショップでは Extreme III 4GB よりトランセンドのこの 8GB の方が安いんですから,コストパフォーマンスでは勝負になりません.いくら高速だからといって,今までマイクロドライブで我慢できていた人間が,2倍の値段で Extreme III を買う気にはならないのでした・・・(^^;)

 この 8GB CF,EOS-1D Mark II にセットすると,LCD には RAW+M2Jpeg で 656枚撮影可能と表示されます.(4GB だと 322枚)

 さて同じトランセンドでも,4GB は 80倍速,今回の 8GB は 120倍速という謳い文句になっています.果たして差があるのかどうか,計測してみました.

1) EOS-1D MarkII,RAW+M2Jpeg 18コマ連写(=バッファフル)からの解放時間
  TS4GCF80 26"
  TS8GCF120 26"

2) RAW 286ファイル+M2Jpeg 286ファイル,合計 2.45GB の P-4500 への取り込み時間
  TS4GCF80 7'51"
  TS8GCF120 7'45" (3.16min/GB)

 わはは,ほとんど差がありません・・・(^^;)

 ただこの数字だけでは,これがメディアの実力なのか,機器側が律速になっているのかは,わからないですね.

 試しに P-4500 での TS8GCF120 からの転送速度を計算してみると,5,520KB/sec になっており,Read に関しては,SD カードと比べてもほとんど遜色がありません.

 そうなると問題は Write なわけですが,過去 RA1 さんから寄せられたコメントから見ても,ここはトランセンドの CF は速くないというのも紛れもない事実.今回も同じような気がします.

 これを検証するために前回と同じように,最後は PC に繋げて,ベンチマークを走らせてみました.これには パナソニック RP-SDK02GJ1A も飛び入り参加.

3) HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず

Reader/WriterMediaSequentialRandom
ReadWriteReadWrite
USB2-W12RW TS4GCF80 10,569 8,050 9,088 2,886
TS8GCF120 16,889 7,682 15,600 1,994
RP-SDK02GJ1A 17,519 11,455 13,854 4,171

 なんと Read は速くなってますが,Write は若干ではありますが,むしろ遅くなってますね・・・(@@;

 結論: トランセンドの CF,80倍速,120倍速という数字は,Write に関してはあてになりません.本当に書き込みの速い CF が欲しい方は他のブランドを選んだほうが良いかもしれません.あくまでも自己責任で(笑)

 僕は,安くて大容量,今のところトラブルフリーなので,これで十分です.d(^_^)/

■関連エントリ
アイ・オー・データ機器 USB2-W12RW (2005.9.16)
トランセンド TS4GCF80 (2005.8.5)

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2/4 が死亡 - HGST マイクロドライブ 4GB

 2004年正月明けから春浅い3月くらいまで,ある MP3 プレイヤーが,実際の店舗でもネットショップでも,売上ランキングの上位の常連になりました.Amazon では入荷した 20分後に入荷待ちになり,ビックカメラのような大手量販店でも,土曜日に入荷しても日曜日には在庫切れになる,これくらいその売れ行きは凄かったのです.

 そのプレイヤーの名前は,Creative NOMAD Muvo^2 といいました.素人でも簡単に分解して,中の HGST 4GB マイクロドライブを取出せるのが,その人気の理由でした.リテール版の MD を買うよりも,この殻割 MD の方が遥かに安かったのです.

 僕もこの時期,このプレイヤーを4台購入,4枚の MD をゲットしました.(殻は同僚に売りましたね(^^;)

 ちょうど EOS-1D MarkII を購入した頃だったので,この4枚の MD をとっかえひっかえ使い,1年半後に 4GB CF を購入するまで,この MD がメインのメディアでした.

 4GB CF を購入したきっかけも,4枚の MD のうち1枚に連続してエラーが出たからなのですが,先週末別の1枚にも不具合が出てしまいました.

 その不具合は,こんな風でした.

 日曜日,撮影会の現場で 1D Mark II で撮影した MD を,P-4500 にバックアップしようとしたら,液晶画面に
  『HDD に空きがなく,バックアップできません』
というエラー表示が.P-4500 は購入したばかりですし,まだ 4GB メディア2枚分くらいしかバックアップをしていません.確認してみると空きは 60MB 以上あります.試しに別の CF を P-4500 に挿入して,バックアップしてみると,問題なくコピーされます.

 これで問題は,MD の方にあるようだということはわかりましたが,問題の MD を 1D MarkII に挿入してみると,データは正しく記録されているように見え,どこに問題があるのかはその場では調べることができませんでした.

 帰宅してから件の MD をカードリーダーに挿入してみたところ,カメラで見たとおり画像データは RAW も M2Jpeg も無事記録されており,エクスプローラー上で PC へコピーすることができました.

 ところが MD 内には画像データだけではなく,二つの謎のファイルがあったのです.このファイル,片方は 2.9GB という超巨大なファイル.もう一方は200KB くらい.文字化けしたようなファイル名,拡張子無.PC 上で削除することもできません.FAT 上で変なことになっているファイルみたいな感じです.

 幸い肝心の画像ファイルは既にバックアップされているので,思い切ってこの MD に CHKDSK /F をかけてみました.このコマンドで直るものなら,この MD まだ使えるかもしれません.

 果たしてその結果は・・・・.

 駄目でした.100個以上あったファイルは,なぜかひとつのフォルダにまとまってしまいました.おまけにこのフォルダ,オープンすることも削除もできません.

 この後,この MD を 1D Mark II に挿入し初期化してみましたが,問題なく初期化できました.記録も問題ありません.(前回の MD のエラーの時もそうでしたが,カメラ側のフォーマッタはかなり強力です.多少問題があるようなメディアでも,強引に初期化してしまう感じです(^^;)

 ただこんなエラーを出したメディアを今後大事な撮影に使う気にはなれないので,この MD は速攻リタイア決定.既にこの HGST の MD,1枚エラーを出してリタイアさせていますから,これで 2/4 の確率で死んだことになります.

 残る2枚も,同じような時期に導入して,ほぼ同じように使ってきたわけで,これらの寿命が来るのもそう遠くはないでしょう.それを考えると,この機会にすべての MD を退役させるのが賢明であるという結論になりました.

 とはいえ,我が家にもメディアがあり余っているわけではないので,前回死んだ MD(No.2),今回死んだ MD(No.1) は廃却.残りの MD(No.3)とMD(No.4) を予備役に,足りなくなった分は新規に CF を購入することになったのです.

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May 20, 2006

リコー,GR DIGITAL "カメラグランプリ・カメラ記者クラブ特別賞”受賞記念,「プレミアムリングプレゼントキャンペーン」実施

ニュースリリース

 リコーでは、GR DIGITAL が"カメラグランプリ2006・カメラ記者クラブ特別賞"を受賞したのを記念し,GR DIGITAL のオーナーでコメントを寄せた人に,レンズ周囲をドレスアップするプレミアムリングをプレゼントする.


<受賞記念プレミアムリングプレゼントキャンペーンの概要>

■応募期間: 2006年6月1日(木)~2006年7月31日(月)
■応募方法: 専用応募サイトから,専用フォーム(6月1日設置予定)にて応募.
GR DIGITALについての意見,要望,感想などのコメント要.※GR DIGITAL 愛用者のみ
■景品:レンズ周囲に交換装着できる3色(赤,青,金)のプレミアムリングから、いずれか1色を応募者全員にプレゼント(非売品,色指定はできない.)

忘れずに応募しなくちゃ.d(^-^)

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May 18, 2006

GR DIGITAL,カメラグランプリ 2006 特別賞受賞

 デジカメ Watch から引用

 35mm判換算28mm相当の高画質なGRレンズや、マグネシウム合金によるボディ、各種アクセサリーなど「趣味性をも兼ね備え、独自の思想を体現した」こと、また、「数年で陳腐化しがちなデジタルコンパクトカメラのなかにあっても、所有する喜びと使う喜びを長く与え続けてくれるであろうカメラ」である点が評価された。

 別に使っている分には賞なんかあってもなくても関係ないんですが,なんとなく自分のカメラが認められたようで嬉しいもんですv(^-^)/

 カメラグランプリ 2006 の本賞は,ニコン D200 が受賞.こちらは当然の結果かな.

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アドビ,Adobe DNG Coverter, Camera Raw 3.4 アップデート

 アドビは,新製品8機種に対応したプラグイン Camera Raw 3.4 をリリースした.対応ソフトウェアは,Adobe® Photoshop® CS2、またはAdobe Photoshop Elements 4.0.

 同時に Adobe DNG Converter も 3.4 へアップデートされている.

 ダウンロードページはこちら.

Windows 版
Macintosh 版

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May 15, 2006

エプソン Photo Fine Player P-4500

 今年の GW,最初最後にミス湘南のイベントに出かけましたが,間の日は仕事や野暮用でほとんど撮影できず,写真趣味的には近年まれに見るくらい不作な年でした.

 そんな不遇な休日中,ちょいと寄ったヨドバシで手を出してしまったのがこれ.

Photoviewer P-4500

 どれだけ変わったのかチェックしようと入ったマルチメディア館では品切れだったのに,カメラ館では在庫潤沢,というか入荷したばかりで在庫が山と積んであったという,物欲野郎の脇の甘さを突くような二段攻撃にやられました・・・(^^;

 発表されたときのエントリに書いたように,P-4500 の P-2000/4000 系からのメインの改善点は,全般的な高速化というところのようですので,今回はそこを確認してみました.

 用意したのは EOS-1D MarkII の撮影ファイル,CR2(RAW) 175ファイル+M2Jpeg 175ファイル,計 350 ファイル,約 1.54GB を格納した SD カードです.

 結果はこんな感じでした.

・SD カード → P-4500 4'42" (3.05min/GB)
・SD カード → P-2000 8'55" (5.79min/GB)

 転送速度を計算してみると,それぞれ 5730KB/sec, 3020KB/sec となり,SD カードからのコピーという点では,約 90% 高速化しています.

 もちろんこの転送速度はメディアに依存することも明らか.以前 P-2000 で 4GB マイクロドライブからのコピー時間を計っていますが,これを同じように転送速度を計算してみると,1790KB/sec になります.

 この時使った一昔前の 4GB MD などに比べ,最新の 6GB MD はかなり高速化しているという話ですので,これだともっとフラッシュメモリに近いパフォーマンスを出せるのかもしれませんが・・・???

 ま,数字がどうあれ,使ってみるとすべての作動が,P-2000 に比べてきびきびしていますね.特に静止画ビュワーとして使う場合,旧型に比べて画像の切り替わりが速く,はるかに快適です.

 これを顕著に表す点として,保存データの『スライドショー』の設定で,P-2000 では切り替わり時間最短 ”3秒” までしか設定できませんでしたが,P-4500 では ”1秒” が設定できるようになりました.d(^_^)/

 その他変わった点で,気になった点は以下のところです.

本体
 重量は P-2000 の 415g に対し,440g と 25g 増.大きさ(投影面積)はほぼ同じ,厚さは P-4500 の方が少し厚くなっているかもしれませんが,気になるレベルではありません.P-2000 では一番下にあった Home ボタンが,P-4500 では一番上に移動してたりしますが,これもすぐに慣れますね.
 形状で一番気をつけないといけないのは,CF/SD カードの差込方向でしょう.旧型では CF/SD カード共,ラベル面が裏側(SD だと端子が表=液晶側になる)になるように挿入する仕様だったのですが,新型ではラベル面が表側になるように変更されています.
 SD は難しいと思いますが,CF は表裏逆に差し込もうと思えば差し込めてしまう(差し込んだ人知ってます(笑))ので,旧型から乗り換える,もしくは併用する場合,注意が必要です.

 液晶自体は相変わらずきれいです.単独で見ている分には多分わかりませんが,両者を比べてみると,新型のほうが諧調が豊かだということがわかります.


付属品
 P-2000 に付いていたスタンドがなくなりました.その代わり(?),強化された動画,音楽機能をアピールするためなのか,リモコン,ヘッドフォンが標準で付属しています.
 スタンドの廃止は,これに置いて画像を見るという使い方は少ないということなんでしょうけど,机の上での定位置確保用(笑)として残して欲しかった.逆にリモコンやヘッドフォンは別売りで良いような? P-4500 をモバイル音楽/動画プレイヤーとして使うような層は,自分の好みのヘッドフォンを使うと思うんですが.


ケース
 P-2000 の3次元形状で少しクッション性のあるウェットスーツ風素材のものから,2次元形状でカメラバッグによくあるバリスティックナイロン風の生地に変更されています.同時に付属のリモコンやヘッドフォンを入れるためなのか,ケース自体が本体に対し少しルーズなサイズになっています.
 個人的には,本体の大きさはほとんど変わっていないのに,新らしいケースに入れると一回り大きくなってしまうので,旧ケースのほうが好ましいです. 


■関連エントリ
エプソン Photo Fine Player 「P-4500」 発表 (2006.3.15)
エプソン Photo Fine Player P-2000 (2004.10.31)


■■■ 2011/5/29 追記 ■■■
P-7000 を購入してから使っていなかったこのストレージ,使ってみたいという友人がいたので,これ幸いと着払いで送りつけました. HDD ものだから売っても大したことなさそうだし,粗大ゴミとして出すにはちょっともったいなかったので良かったです (゚∀゚)ノ

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