« September 2004 | Top Page | November 2004 »
October 31, 2004
エプソン Photo Fine Player P-2000
最近忙しくて,10月は1回も撮影に行けませんでした.何しろ仕事量多すぎ.加えて上からの指示が,ころころ変わるときている.まったくやってられませんな(--^;)
こんなときはぱっと無駄遣いでもして,物欲くらいは満たさないと,胃に孔が開きそうです.という理由で,こんなの購入・・・(^_^;)
液晶は旧型もそうでしたが,すごく綺麗です.2.5" 40GB を搭載して,ストレージとしてもそれなりに使えるようになった感じですね.
気になるメモリーカードからの転送速度ですが,4GB マイクロドライブからの転送速度を計測してみました,用意したのは,EOS-1D Mark II の RAW/M2 Jpeg ファイル,合わせて 644個 2.92GB(3,136,470,027bytes)です.
MD → P-2000 | 28'28" |
MD → PhotoBank TS40GPB | 40'18" |
MD → VAIO type T (飛鳥 CF32A 経由) | 11'32" |
P-2000 → メイン PC (USB ケーブル経由); 参考 | 4'33" |
トランセンド TS40GPB が遅いのは,1.8" HDD を採用しているせいかな?
P-2000 はそれなりに健闘していますが,10分/GB というのは,急いでいるときにちょっとバックアップしようというのには力不足の感は否めません.ただトランセンドとは違い,MD(CF)が完全に本体内のスロットに入ってしまうので,コピーを始めたら,バッグに放り込んでおくという使い方になりそうです.(省電力設定で,その後は一定時間後自動的にパワーOFF になる)
あとは内蔵バッテリーで何回 4GB MD からコピーできるかってところが興味のあるところですが,今回の1回だけの 3GB コピーテストでは,バッテリマークはまったく減りませんでした.そのうち気が向いたら,バッテリー持ち耐久テストをやりましょう.
[ストレージ(ポータブル)] | Permalink | Comment(0)
October 18, 2004
クランプラー ワック・オ・フォン ( Wack-O-Phone )
オーストラリアのクランプラー社が製造する PC バッグのラインアップ中,15" PC に対応するサイズのもの.ショルダータイプの PC バッグのシリーズの中では中くらいの大きさのものです.→ メーカーサイト
色はクランプラーらしい鮮やかな "赤" とか "オレンジ"を選びたかったのですが,いい歳したおやぢが持つにはちょっとこっ恥ずかしいので,無難にネイビー(ブルー)を選びました. でもインナー側は結構派手だったりします(^^;
クランプラー社は,1995年創業と歴史的には若いメーカーです.メッセンジャーバッグ,PC バッグ,フォト(カメラ)バッグを製品の中核としており,カラーバリエーションの豊富さから,個人的に新しいカメラバッグを選ぶときにはいつも候補には挙がっていました.ただ元が欧米人向けのメッセンジャーバッグだからでしょうか,全体的に高さが高くかつトップフラップが深いので,カメラバッグとしては,機材をスピーディに取り出すのにはあまり向いていないように思われ,購入には至りませんでした.
それがなぜ,急に PC バッグを買うことになったか・・・?!
土曜日にキヤノン新宿QRセンターに,修理品を受け取りに行った帰り,新宿ヨドバシカメラ館のカメラバッグ売り場に寄りました.EOS-1D Mark II をはじめとしたデジタルカメラの使用頻度が増すにしたがって,VAIO type T とデジカメを同時に収容できるバッグを見ておきたいなと思ったからです.
こういう時代ですから,どこのバッグメーカーも 「ノートPC + デジカメ」 を同時に収容できる製品をラインアップの中に持っています.ロープロの "コンプトレッカー AW","ステルスリポーター650 AW",クランプラーで言えば,"ディセンバー・クォーター"といったものが代表的なものでしょう.
この手の製品のメインターゲットは,最低でもデジタル1眼レフ1台,標準ズーム,望遠ズーム,ストロボ等のカメラアクセサリ,メディア類に加え,17" PowerBook を持ち歩くフォトジャーナリスト,スポーツカメラマンだと思います.つまりカメラに 80-200mm F2.8 ズームを付けた状態で収納できる必要があるため,デイパックタイプであれ,ショルダータイプであれ,深さはかなり深くなります.
欧米人ならともかく日本人の場合プロカメラマンでもよっぽど偉丈夫でない限り, これらに加え,交換レンズ2~3本,アクセサリ一式,17" PowerBook を持ち歩こうといういう人は少ないと思いますが, 僕らのビジネスの現場でも,向こうの連中は平気で 17" クラスのノート PC を出張に持ってきますから,カメラマンでもきっとそうなんでしょう・・・(^^;
ヨドバシで見ることができた "ステルスリポーター650 AW" なんかは,逆に割り切っていて,ノート PC のスペースは十分大きいのですが,逆にカメラ向けのスペースは,あまり大きくありません(深さは十分深い).これだと僕のように単焦点レンズが多い場合には,容量が足りそうにありません.
かといって,"ディセンバー・クォーター"なんかだと,いくら VAIO type T が軽いとはいえ,システム一式にこれを加えたら運ぶ気にはなりそうもないのでした(^^;
結局帯に短し,たすきに長し,加えてどうしても急いで買わなくてはいけないものでもないですし,もう少し調べてからにしようと,今回は購入を見送りました.
ヨドバシに行ったのはフラッシュメモリを買うのが目的だったので,次はマルチメディア館に.1階で山の様に並んでいる中から,やっとバッファロー製を選んだ後,DVD-R メディアを見に地下1階へ.こちらは選ぶのは簡単だったので,帰る前に PC バッグを見ようとバッグ売り場へ.
僕の場合家と会社の間でノート PC を持ち歩きする場合,随分以前に買ったソニースタイルのモバイルバッグを,先週の様に2泊程度の出張の場合には,もう一回り大きなバッグがあるので,それを使っています.ただ後者の方は,もう少し長期の出張となると少し小さいかなという感じがあって,大き目のバッグを見ておきたかったのです.
ところがこの PC バッグコーナーというのが罠でしたね.
カメラバッグの色というのは,ドンケやテンバの様にブルーグレイ,タンといった色を揃えているメーカーもありますが,圧倒的に地味な色が多いし,その中でも黒が多数派です.PC バッグもビジネス用途のものは黒が中心なのですが,カメラと違って女性ユーザーも多いためか,その他の色のものも結構展示してありました.
その典型が,壁一面にディスプレイされたクランプラーのコーナー.
『いつから,ヨドバシがこんなに大きく,クランプラーを扱うようになったのだ?』
クランプラーのカメラバッグのカラーバリエーションが豊富なのは知っていましたが,PC バッグはもっと多いのでした.さっきバッグを買うのは後送りにしたはずなのに,目に入ってくるインパクトは大きく,気づいたときには一生懸命使い勝手や大きさをチェックしている始末・・・(^^;
良く考えてみると,僕が撮影にノート PC を持っていくというのは,バックアップ用途というよりは,泊まりの撮影行でその日に撮影した画像をチェックするためというのしか考えられない.(バックアップだけなら,トランセンド PhotoBank を使います. ) そういうことであれば,移動はまず車です.車であれば撮影の間中重たいノート PC の入ったバッグを持ち歩くことは考えられず,こちらのバッグには PC 関連の機材と1~2泊の着替えが入れば良いわけです.
ということで,ショルダータイプの中から,ちょうど真中のサイズの"ワック・オ・フォン"を選択. VAIO type T の大きさからするともう一つ下の "ロール・オ・ノーツ" で十分なのですが,それ以外のスペースを考えて,少し大きめにしたのでした.
え,おまえは出張用の PC バッグを探すつもりじゃなかったのかって? まぁ,人生こういう間違いは往々にして起こるものです・・・(^^;
最後に,あのディスプレイを企画したヨドバシカメラの店員さん(もしくは代理店の銀一の人?)へ一言.
「あの罠には見事はまりました.恐れ入りました・・・m(_ _;)m ただあえて言うとすれば あのコーナーはもうちょっと手前に持ってくるべきじゃないかなぁ? あんなに奥に隠れていたんじゃ,目につきにくいし,もったいない気がしますぜ!」
[バッグ・ケース・ポーチ類] | Permalink | Comment(0)
バッファロー RUF-G512ML/U2
自分のノート PC を仕事で使い,かつネットワークには繋げないとなると,データの転送用にやはり大容量のポータブルストレージは必須です.もちろんご存知の通り,CF カードであればうちにはごろごろしているのですが,アダプタをかませて,ノートパソコンの PC カードスロットに挿入するというのは結構面倒.やはりこういうのは,USB 端子に直接差し込めるフラッシュメモリが最適です.
普通に使っている場合には,先日紹介した 32MB の奴でなんとかなるんですが,プレゼン資料を作成しだすと,これでは完全に容量不足.何しろ僕らが作るプレゼン資料は画像も多いし,ページも半端ではないので,1ファイルで 32MB を超えるものも珍しくなかったりしますから・・・(^_^;)
もちろん 32MB 以下のファイルでも,USB1.1 仕様のフラッシュメモリで読み書きするというのは非常にかったるいわけで,新しく購入するとなると,当然 USB2.0 Hi-Speed 対応のものを選びたいところ.容量は大きいに越したことはないのですが,仕事以外ではあまり使いそうもないので 512MB のものを選びました.価格は,ヨドバシカメラで 9,480円(18% 還元) でした.
ユーティリティ等は付いていません(メーカーサイトでダウンロードできます)が,小型軽量でシンプルなデザインは好ましいものです.
[ストレージ(ポータブル)] | Permalink | Comment(0)
ソニー VAIO type T (VGN-T90PS)
■ バッテリーレポート
先週は3日ほど出張で持ち出してたのですが,新幹線の中で使ってみて,満充電の状態から PowerPoint や Excel をがしがし2時間使用した段階で,「残り2.46時間(56%)」と表示されました.ああ,途中で1回休止状態にしましたね.
(700系新幹線のシートテーブルにぴったりの大きさ)
設定状態としては,メモリバス 333MHz / グラフィックスコア周波数 250MHz,液晶照度も落とさず,つまり AC に繋いでいるのと同じ,「パフォーマンス優先設定」になっています.加えて,すべてのポート,無線 LAN にも電力供給をしていました.
公称は 8.5時間駆動可能ということになっていますが,これは省電力設定をした場合ですから,パフォーマンス優先設定だと,この約半分くらいの駆動可能時間になるということでしょうか.
国内出張だとまず十分なバッテリー駆動時間ですが,飛行機で欧米へ行く場合にはちょっと足らないかなぁ?次は省電力設定で使ってみます.
そうそう新幹線の中で使っていて気づいたことが・・・
VAIO に限らず最近のノート PC には無線 LAN が装備されているわけですが,Windows XP は移動中も常に使えるワイヤレスネットワークを探しています.
さすがに時速 200km/h 以上で走っているような時には無理のようですが,のぞみが停車している時には,車両の中からでも,まず間違いなくワイヤレスネットワークを捕まえることができていました.かつそのネットワークのうち多くはセキュリティも何もかかっていない.
ちなみに岡山駅では,3つのネットワークブロードキャストがキャッチでき,3つともセキュリティがかかってませんでした.そのうちひとつにはしっかりと 「corega WL PCC-11_FU」 というルーターの名前までが表示されてました・・・(^_^;)
October 17, 2004
キヤノン PowerShoto G3
1D Mark II + G3 という組み合わせはあまり意味がないので,ポートレート撮影の時は最近少し出番が減りましたが,気軽にカメラ1台で出かけたいというような撮影行とかでは活躍してくれている G3 君です.
このカメラ,全体的に動きがスローモーでさくさく撮るのには向きません.特にAF が遅いのが,リズミカルな撮影には致命的です.ただそれを除けば,大口径のレンズの描写も良いし,同じ 400万画素とはいえ IXY とは一味違う絵を吐き出してくれます.使用頻度もあまり高くないというのはありますが,トラブルフリーでした.
ただ最近あるシチュエーションで変な作動をするように.それは外部ストロボでデイライトシンクロをすると,露出がどオーバーになること.
露出をいろいろ振ってみてもこの現象は変わらないので,ストロボ制御か,ストロボを接続するとカメラ側の露出制御がおかしくなるかのどちらかのようです.ただデイライトシンクロをやらないと,この問題は起こらないので,放っておいた(笑)のですが,今回 220EX を修理に出すにあたって,ついでに修理に出しました.
修理区分 | 一律*普通 |
技術料金 | 11,500 |
部品代金 | 0 |
計 | 11,500 |
消費税相当額 | 575 |
修理料金合計 | 12,075 |
「処置内容」
部品交換の上調整致しました.
各部点検致しました.
「交換部品」
CM1-1462-000 オプティカルユニット(光学部ユニット)
ん? 部品交換をしているのに,部品代が請求されていない???
こういうのを見てしまうと,メーカー勤務の僕なんかから見ると,積極的に公開はしていないけど,結構頻度の高い故障で,市場対策部品が配られてるのかもしれないと思ってしまうのでした.(^_^;)
昨日受け取ってきたので,問題が解消されているかどうかは未確認.次使う時にでもチェックしてみます.
[カメラ(デジタル)] | Permalink | Comment(0)
キヤノン スピードライト 220EX (2)
このストロボ,先日つい手元がすべらせて,落下させてしまいました.
その後 EOS-1D Mark II 等でチェックする限りでは作動(調光)自体は問題ないようでしたが,背面にある「E-TTL」と「Hi-Speed シンクロ」の作動ランプが点灯しなくなってしまっていたため,修理に出しました.
修理区分 | 普通修理 |
技術料金 | 4,000 |
部品代金 | 0 |
計 | 4,000 |
消費税相当額 | 200 |
修理料金合計 | 4,200 |
「処置内容」
電気部品に不具合が見受けられましたので,調整致しました.
その他,作動点検致しましたが,異常ありませんでした.
落下したショックで,"電気部品に不具合"というとどっかの接点が接触不良でも起こったんですかね?
[スピードライト関連] | Permalink | Comment(0)
October 12, 2004
EOS-1D Mark II ファームウエア アップデート
新バージョン(Ver.1.0.3)の修正内容 →詳細・ダウンロード
- スピードライト580EX使用でのストロボとの通信に新機能動作を追加
- 長秒時撮影でのノイズを低減
- センサークリーニングの動作を補正
EOS-1D Mark II に対し,新型スピードライト 580EX へ,1.3X したレンズ画角を伝える機能,色温度情報通信機能を追加するというのがメインのようです.
[ニュースカメラ(デジタル)] | Permalink | Comment(0)
October 09, 2004
Netac Dual Bootable OnlyDisk (ODH032)
USB フラッシュメモリ,2つめは,上司が仕事で中国の会社を訪問した時に,お土産としてもらったもの(^^; シンセン市朗科科技有限公司製,Made in China です. → メーカーサイト
アイ・オー・データ機器のものと同じように 32MB 容量ですが,スリムなデザインと,ストラップが付いているところが○かな?表面の簡体中国語表示も Good! (笑)
あと特徴的なのは,本体側面のスライドスイッチで,HDD モードと FDD モードに切り替えられること,FDD モードで接続すると,マイコンピューター上では"3.5 インチ FD (B:)" と表示されます.(3.5 インチ FD (A:) が存在する場合) この時の容量は,1.44MB FD と同じになります.
まだ試したことはないですが,USB FDD をサポートしている機種では,このフラッシュメモリからブートできるようです.
VAIO でできるのかな?あれ? そもそも Windows XP でブート可能な FD で作れるんだっけ?←勉強不足(^^;
[ストレージ(ポータブル)] | Permalink | Comment(0)
アイ・オー・データ機器 EDG32-RX78
今日は,USB フラッシュメモリを2つ紹介しちゃおう.
まずひとつめ.イートレンドで トランセンド PhotoBank を先行予約購入したときに,おまけに付けてくれた 32MB USB フラッシュメモリ.
アイ・オー・データ製のフラッシュメモリには,ごく普通のものももちろんあるんですが,こいつの本体にはしっかりガンダムの横顔のレリーフが・・・(笑)
このレリーフのせいかもしれないけど,ちょっと分厚いし,"容量 32MB,USB1.1 対応"という仕様は,今となっては中途半端なので,外観も合わせて,ちょっとビジネスには使い辛いです・・・(^^;
[ストレージ(ポータブル)] | Permalink | Comment(0)
October 04, 2004
NEC Aterm WR7800H (PA-WR7800H/B)
VAIO type T を買ったのは良いのですが,いまどきのノートは無線 LAN が当たり前.確かにせっかくのモバイルノートなのに,狭い部屋とはいえ,イーサネットケーブルを引っ張ってたんじゃ,ベッドに寝っころがって使うというわけにはいきませんし,尻尾付きではいかした外観も台無しです(^^; そこでこの機会に我が家にも無線 LAN を導入することにしました.
いろいろ検討した結果,NEC の Aterm シリーズのうち,WR7800H という製品を購入しました.→ 製品情報
選定と導入の顛末をば,少し・・・・
既存のうちのネットワークは,こんな風になってました.
ADSL モデム
│
有線ルーター --- Gigabit スイッチングハブ (LSW-GT-5NS)
│ ├ PC #1 (eGB-P32VDR/875)
│ └ NAS #1 (HD-HG300LAN)
│
├ PC #2 (eGB-P10DVD)
├ PC #3 (PC/AT Compatible No.1)
├ PC #4 (PC/AT Compatible No.2)
└ ソニー CoCoon Channel Server CSV-E77
このネットワークに無線 LAN 機能を追加するとなると,選択肢はふたつあります.ひとつめは,スイッチングハブのポートがまだ空いているので,ここに無線 LAN のアクセスポイントを接続すること,ふたつめは有線ルーターを,一挙に無線ルーターに置き換えてしまうことです.
ひとつめのアクセスポイント追加は,既存のネットワークをいじらなくて済むので,設置は簡単です.ただこのアクセスポイントというのが,ほとんどルーターと変わらない値段がするのと,このアクセスポイント~スイッチングハブ間にケーブルが増え,かつこいつのために電源を取らないといけないということもあって,スパゲティ状態になっている我が家のケーブル配策が一層複雑になるため,あまり好ましくありません(^^;
ふたつめの有線ルーターを無線ルーターで置き換えるという案は,少しコスト高になりますが,電源やケーブルの数という面では今と変わりがありませんので,こちらのほうがなんぼかましです.
加えて我が家のルーターはうちが ADSL になった頃に導入したもので,最新のものと比べると有線側のスループットも遅く,そろそろ新型に切り替えても良い時期.今回はこの方向で行くことにしました.
上の図でもわかるように,うちの LAN に繋がっている機器のうちいくつかはすでに Gigabit LAN 対応になっていますから,本当は Gigabit 無線ルーターといきたいところですが,現状市場にはコンシューマー用としては,Gigabit 有線ルーターがやっと登場したところで,Gigabit 無線ルーターというのは未だ発表すらされていません.
あと半年か1年くらい待てば,こういった製品も出てくるような気がしますが,それまで待ってもいられませんので,今回は 100Base-TX 対応のものから選ぶことにしました.
このクラスの製品は,各社最も力の入っているところで,対応する無線 LAN 規格(IEEE802.11a/11b/11g)の違い,付属する部品(アクセスポイント付/無線LANカード付/単体のみ等)の違い等も含めると,優に100を超える種類の製品が市場に溢れています.
この中から製品を選ぶのはなかなか悩ましいのですが,今回選ぶ条件は以下を満たすものとしました.
- IEEE802.11a/11b/11g の3規格が同時に使用出来る事
- ESS-ID ステルス機能を持っていること
- MAC アドレスフィルタリングができること
- PPPoE マルチセッション対応であること
- UPnP 対応であること
- etc...
Web の掲示板とかを見ると,コレガ,バッファロー,NEC あたりの製品が評判が良さそうですので,とりあえずこの3メーカーの製品を調べてみることにしました.
ところが・・・
この3つのメーカーに限っていえば,最新のルーターはすべてのメーカーの機種が,3. 以降の項目 ならびに AES,WPA-PSK(TKIP) 対応を謳っていて,ほとんど差がなかった・・・(^^;
実際には各社,ハードウェアでは「ワンボタン設定」とか,ソフトウェアでは「無線 LAN 簡単設定ユーティリティ」とかを付けて,導入の簡単さを謳っているのですが,これって自社の無線 LAN カードを使った場合のみ有効であって,うちの VAIO みたいにノート PC 自体に無線 LAN クライアント機能を持っている場合には,多分使えないんですね.
さて ESS-ID ステルス機能については,NEC,コレガの製品がこの機能を持っていることは,Web の仕様一覧から明らか,バッファローだけは良くわからない.多分はっきり書いてないだけで,きっと機能としてはあるんでしょうけど,わざわざ電話でもして確認をする気にもなりません.
加えてバッファローは,製品の移行期なんでしょうか,デザイン的にも旧型新型と入り混じってて,製品の種類多すぎ.選ぶほうとしてはどれを選んで良いのか超悩ましい(笑)ので,この時点で候補から外しました.最近ストレージとかハブとか,バッファローの製品を結構買っているので,たまには違うメーカーをというのもありましたけど.
残るは,コレガと NEC ということになりましたが,値段で NEC にしました.
表示価格としてはほとんど変わりませんでしたが,ポイント還元率が NEC が 18%,コレガが 10% だったんです(笑)
ただ同じ NEC の Aterm WR7800H が含まれるパッケージでも,今回はルーター単体のもの(PA-WR7800H/B)を選んだのですが,これは失敗でしたね.うちの場合比較的 PC は集中してレイアウトされているのですが,CoCoon はかなり離れていて,5m のイーサネットケーブルで繋がっています.考えてみれば,アクセスポイント付のモデル(PA-WR7800H/TE)を買って,これも無線にしてしまえば,少しはルーター周りがすっきりしたのに・・・.後の祭りです(^^;
さて設定のほうへ話を進めましょう.
ルーターを箱から出し,有線で繋ぐもの,つまり,ADSL モデム,デスクトップ PC,ハブと接続をします.
最初にルーターのローカルアドレス http://192.168.0.1 へアクセスすると,簡単設定ウィザードが起動します.ここでは ISP の名前とか,フレッツスクェアに繋ぐかとか,ウィザードに従って設定をしていけば,WAN と 有線 LAN 側の設定は終了します.
続いて無線 LAN 側の設定に移ります,こちらもウィザードに従っていけば,O.K. 初めは ESS-ID は公開,WEP は 128bit(キー文字列は自動的に生成されます),MAC アドレスフィルタリングは OFF で設定されます.
次に VAIO の方のワイアレスネットワーク設定画面で,ルーター側で指定された WEP のキー文字列を入れてやると,あっけないほど IEEE802.11g で繋がりました.
この後,ESS-ID ステルス機能を ON にして,MAC アドレスフィルタリング機能を有効にするために,VAIO の MAC アドレスをルーター側に設定しました.
ところが・・・?! MAC アドレスを正しく入れたつもりなのに,繋がらない・・・???
VAIO type T のマニュアルによると,MAC アドレスはコマンドプロンプトから ipconfig /all と打ち込み,そこで出てくる Physical Address がそうだと書いてあるんですが,ルーター側の受信履歴(フィルタリングをかける前の接続してできたものが表示されます)を見るとそのアドレスとは違っています.手動でなくこの履歴のアドレスを採用すると,またまたあっけなく繋がるので,フィルタリングに使うアドレスとしてはどうもこの値で良さそうです.
なんか腑に落ちず,もう一度 ipconfig /all をやってみると・・・
Physical Address という行が2行ある?!
MAC アドレスというのは世界にひとつしかないユニークな値なので,そう思い込んでしまったのですが,無線 LAN と有線 LAN 双方が使えるこの VAIO では,MAC アドレスはそれぞれにひとつづつあるのでした・・・(^_^;)
さてセキュリティについては,もっと頑強な WEP(152bit)とか,AES,WPA-PSK(TKIP) とかにも設定したのですが,見ている方には面白い内容ではないので,ここではこれ以上述べるのはよしましょう.
最後に無線 LAN と,有線 LAN の速度比較を.
ネット上の速度計測サイトに繋いで,VAIO を有線で繋いでいるときと,無線で繋いでいるときで速度テストをやってみましたが,結果は,有線 6.5 Mbps に対し,無線 4.96 Mbps でした.暗号化の分だけ遅くなるのは確かですから,そこそこリーズナブルな値が出ているのではないかと思います.
デスクトップ → VAIO,VAIO → デスクトップと,大量のファイルのコピーも試してみましたが,どちらからどちらと意識することはほとんどありません.実用上はほとんど問題ないですね.
[ネットワーク機器] | Permalink | Comment(0)
パナソニック BN-CSDABP3/P
SD カードを,CF 互換にするアダプタ(BN-CSDABP3)と,その CF アダプタを PC カード互換にするアダプタ(BN-CFADPP3)のセット.
こう書くと「なんのこっちゃ?」という感じでしょうが,こちらのページを見ていただくとわかると思います.
CF の形になってしまえば,飛鳥 CF32A で読み込めるので,本当に欲しいのは BN-CSDABP3 だけだったのですが,単体の BN-CSDABP3 を売っているのを見つけることができなかったので,このセットになってしまいました(^^;
飛鳥 CF32A
VAIO はソニーのパソコンですから,当たり前ですが外部メモリーカードスロットとして,メモリースティックスロットは付いています.
ところが個人的には一番使うであろうメモリーカードは,CF なりマイクロドライブであるのは明らかですから,当然このアダプタが必要になるのでした.
ソニー キャリングポーチ VGP-CP3
VAIO type T 用のウレタンボンディング素材のポーチ.→ 製品情報
type T 用には,本革製専用ケースや,スウェード調素材のセミハードケースが用意されていますが,僕の場合 type T だけを単独で持ち歩くことはまずなく,どっちみちかばんに入れるでしょうから,厚みが少ないこのポーチを選びました.もちろん値段が安いってのも選択した大きな理由のひとつです(笑)
[バッグ・ケース・ポーチ類] | Permalink | Comment(0)
ソニー PCGA-UMS3/B
VAIO type T と同時に購入したマウスです.モバイルマシンにふさわしく小型のものにしました.光学センサー式,800カウント/インチのもの.
実はタッチパッドが初めてだったため,念のためマウスも購入したのですが,使ってみるとタッチパッドもそれほど使い憎いわけではないと思いました.要は慣れなんでしょうね.ただやはり細かい作業には,まだまだマウスのほうがしっくりきます(笑)
色は黒にしたんですが,せっかくなら VAIO type T の色に合わせて,ミッドナイトブルーを揃えてほしいなぁ>ソニー
[HID] | Permalink | Comment(0)
ソニー VAIO type T (VGN-T90PS)
仕事柄出張時はノート PC を持ち歩くことが多いのですが,最近配られたものは典型的な企業向け,実用一辺倒の構成ですっげーつまらない.加えて僕しか使わないにもかかわらず,セキュリティの関係で administrator のパスワードも教えてもらえず,慣れ親しんだユーティリティソフトもインストールできないので,使いづらいときています.社のネットワークには個人の PC は繋げられないので仕方なく使ってるんですが,新幹線の中で DVD すら見られないんだから悲しいですよね(苦笑)
そんなことも背景にあって,最近 Web でいろんなノート PC を見ていたんですが.このデザインに惚れて,つい「購入」ボタンを押してしまいました.現物も見ていないのに・・・(^_^;)
ソニーは VAIO 2004 夏モデルで「VAIO 第2章」と銘打ち,かなりのモデルを新規投入したのですが,もっともモバイル色の強い TR はマイナーチェンジにとどまっていました.この type T は,その遅れを取り戻すべく(?),2004 秋冬モデルで投入されたフルモデルチェンジモデルのひとつです.
ベーシックな仕様はこちらのページに詳しいですが,僕が購入したものはソニースタイルで TUNE しているので,こんな感じになっています.
カラー | ミッドナイトブルー |
OS | Windows XP Professional (SP2対応) |
プロセッサー | Pentium M 超低電圧版 733 (1.10 GHz) |
メモリー | 1GB (512MB (オンボード) + 512MB) |
光学ドライブ | DVD±RW ドライブ |
キーボード | 日本語キーボード |
僕にとって,自分で買ったノート PC というと 1996年くらいまで使っていた IBM ThinkPad 530CS 以来,8年ぶりノート PC ということになりますが,今手元にある type T をいじっていると隔世の感がありますね.
当時も GB は HDD の単位ではあったけど,決してメモリの単位ではなかったし,OS も Windows95 だったかな? 画面は VGA だったし,海外にも持って行きましたが,今考えればあんな狭い画面で良く使ってたなぁと思います(^_^;)
昔話はこのくらいにして,type T の紹介をしたいのですが,まだハードウェア/ソフトウェアを含め周辺ならびに環境整備をしている途中なので,あまり突っ込んで書くことがありません(笑) もう少し使い込んでからレポートしたいと思います.
この PC を買おうかなと思ってるかた向けに,ひとつだけ小ネタ情報を.
この DVD±RW ドライブ,デバイスのプロパティでは [MATSHITA UJ-822Da (決して "MATSUSHITA"の間違いではない),DVD/CD-ROM ドライブ] と表示されますが,DVD-RAM を読むことができます.さすがに書き込みは無理でしたが(笑)
あ,言うまでもありませんが,この「DVD-RAM が読める」というのは,うちの環境だけの話かもしれません.お買いになってから,「読めなかった」と言われても僕は責任持てませんので,そこのところはよろしく!