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September 29, 2004
エプソン 3.8" 液晶搭載のマルチメディアストレージビューワ P-2000 発表
3.8型,640×480ピクセルの液晶ディスプレイと 40GB のハードディスクを搭載したマルチメディアストレージビューワ Photo Fine Player「P-2000」を、10月下旬より発売 → プレスリリース
昨夜トランセンドの PhotoBank の記事を書いたばかりなのに,こんなのも発表されちゃいました.液晶のサイズは旧型の P-1000 と変わらないようですが,以下が改良されたようです.(括弧内は P-1000)
- USB2.0 High Speed 対応 (USB1.1)
- 2.5" 40GB HDD 搭載 (1.8" 10GB)
- MP3, AAC に対応
PhotoBank を買うときに P-1000 も検討したんですが,HDD が小さいことと,USB1.1 だってことで,すぐに候補から外れたんですよね.今回この点は改良されてるし,RAW サムネイル/スクリーンネイルも表示できるし,早まったかな?(^_^;)
気になるのは,やはりバッテリーの持ち.静止画スライドショーで 3.5時間というカタログ値だけど,ストレージとしてみたときには,4GB マイクロドライブが何枚吸い上げられるかというところがキーですね.
ビューアーとしては文句なしに良さそう.人に写真を見せるのに,プリントだけではなくて,こういうデバイスを使うのもありの時代になったのかもしれません.
価格はオープン価格ですが,既に yodobashi.com では予約が始まっていて,59,800円(10% 還元)のプライスが付いていました.
トランセンド PhotoBank TS40GPB
マイクロドライブは 4GB を 4枚,CF は 2GB,1GB,512MB をそれぞれ1枚と,それなりの数のメディアを所有しているのですが,EOS-1D Mark II を持って泊まりで撮影に出かけるような場合,少し不安を覚えていました.1泊ならば容量的には 18GB あれば十分なのですが,メディアにデータを入れた状態で長く持っていると,何かの拍子にメディアが壊れないとは限らないからです.
個人的にはマイクロドライブや CF でこの手の不具合にあったことはありませんが,友人に聞くと結構そういう経験がある人が多いのです.それもマイクロドライブを地面に落として衝撃を与えたとかいう場合だけではなく,何か良くわからないうちに,データが飛んだり,メディア自体が読めなくなってしまったとかいう恐ろしい話が・・・(^_^;)
そこで導入したのが,これ.→ 商品情報
対応メディアは,トランセンドの製品らしく,CF Card Type I/II, Microdrive ,SM Card, SD Card, MMC Card, Memory Stick, Memory Stick PRO と,現在主流になっているメモリーカードでは,xD ピクチャーカード以外はほぼフルサポートしています.
使い勝手ですが,まぁまぁ良好.液晶に表示されるメニューは英語オンリーなので,英語が苦手な人はちょっととまどうかもしれませんが,日本語マニュアルも付くので覚えてしまえばなんてことはありません.
気になる内蔵バッテリーの持ちについては,フル充電の状態で,マイクロドライブから 676 ファイル,3.06GB (RAW & Jpeg)を本体にコピーする時間が,約40分.これを2回繰り返してみましたが,充電率は 75% になっただけでした.この表示を信じれば,もう2回はコピーできそうです.少なくとももう1回はいけるでしょう.
つまりマイクロドライブ4枚とこのストレージを持っていけば,AC アダプタなしでも,最悪7枚分,うまくいけば8枚分は撮影ができそうです.
逆に欠点をあげれば,メディアスロットのふたが凄まじく貧弱なこと.パッケージ内にご丁寧に
「カードスロット付属のゴム製カバーは製品出荷時の保護カバーになりますので御使用の際は取り外しの上お使いください.保護カバーの交換品はご用意しておりませんので御了承の程お願い致します.」
という1枚の紙っぺらが入っている始末.
本体には比較的作りの良い合成皮革製のカバーが付いているんですが,当然メディアスロットのところには孔が開いていますので,このカバーを取ってしまうと,スロットの端子部がむき出しになってしまいます.とてもこの状態で,カメラバッグなり,上着のポケットに突っ込む気にはならないですね.次のバージョンではぜひ改善してほしい点です.
まだ使いはじめてから1週間程度なので,とりあえずこんなところです.また何か気づいたところがあったら,レポートします.
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September 28, 2004
アドビシステムズ RAW 画像データの統一規格 Digital Negative(.DNG)を発表
アドビシステムズ株式会社は,カメラ RAW の統一規格「Digital Negative(デジタルネガティブ,以下.DNG)」を発表.同時に,デジタルカメラRAWデータを変換する「Adobe® DNG Converter (アドビ DNGコンバータ)」を本日より同社のWebサイトで無償ダウンロード提供を開始した.→ プレスリリース
プロフェッショナルグラフィックツールのひとつのデファクトスタンダードである Photoshop のメーカーであるアドビが制定した DNG フォーマットですが,果たして標準になりえるのでしょうか?興味深々ですね.
上の記事を読んだ後で,Photoshop プラグインのページ(Windows版)を覗いてみたら,Camera RAW プラグインも 2.3 にバージョンアップしていました.キヤノン PowerShot S60,セイコーエプソン R-D1,富士写真フィルム FinePix S20 Pro,ニコン Coolpix 5400 が新しくサポート対象になったようです.
ちなみに同ページにある "Adjusted Refreshプラグイン"ですが,インストールしたら,うちの環境では全体的な Photoshop CS のパフォーマンスが悪化しました.注意書きにもあるように,1GB 以上メモリを搭載しているのが原因のようです.
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エプソン インクジェットプリンター「カラリオプロセレクション」シリーズ 2機種発表
セイコーエプソン株式会社は,5760dpi の高解像度と、全8色顔料「つよインク」(PX-Gインク)による高い光沢感を実現した,A3ノビ対応「PX-G5000」とA4対応「PX-G920」の2機種を発表,10月7日より順次発売する.→ プレスリリース
キヤノンに合わせるように,年末商戦に向けエプソンも新型プリンタを発表.
エプソンはこの2機種に既存の PM-4000PX を加えた3機種を,新たに「カラリオプロセレクション」シリーズとネーミング.プロからアマチュア写真愛好家までをターゲットとする作戦のようです.
PX-900G ユーザーの僕から見ると,PX-G920 は PX-G900 のマイナーチェンジ版,PX-G5000 は PX-G900 の延長上にある A3 ノビ対応プリンターですが,PM-4000PX が併売されることから見て,多分モノクロの再現性はまだ PM-4000PX に分があるんじゃないですかね?
その点は少し残念(決め付けてよいのか?(^_^;)ですが,Adobe RGB への対応「Epson RAW Print」での RAW データへの対応等の新機軸は,機能性能で追いつきつつある(追いこした?)キヤノンを意識した正常進化と呼べるでしょう.
しかし "最小1/5760インチのインクドット間隔でプリント"するから,5760dpi というのは,ちょっと強引な説明のような気がするのは僕だけでしょうか?(^_^;)
個人的には今のところ A3 出力のニーズが小さくなったので,まだしばらく PX-G900 を使い続けるつもりです.
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キヤノン インクジェットプリンタ-PIXUS シリーズラインアップ一新
キヤノンは、インクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」シリーズのうち,新しい9機種を発表.10月上旬から順次発売する. → プレスリリース
"SUPER PHOTO BOX" と銘打たれたスクエアなスタイルが特徴のようですが,インクは相変わらず染料ですね.ただし対光性,対ガス性は向上しているようで,純正用紙をアルバムで保存すればという条件付ですが,「100年持つ」という謳い文句です.
今回一新されたのは売れ筋の A4 モデルが中心で,春に発売された A3 ノビ機 PIXUS 9900i だけが別デザインで残ってしまっているのが,なんか悲しいです(^^;
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キヤノン 画像管理ソフトウエア 画像管理ソフト "MuseViewer Pro" を発売
新潟キヤノテック株式会社製の画像管理ソフトウエア "MuseViewer Pro" を,2004年10月25日より発売.→ プレスリリース
EOS-1D Mark II 等の Camera RAW が高速に扱える画像管理ソフトウェアとして春の国際プロフェッショナル・フォト・フェア(IPPF)2004 で見かけてから,随分待たされましたが,やっと発売のようです.どうもいろんなところの記事を見ると,EOS 20D,EOS-1Ds Mark II の RAW データの仕様が固まるのを待っていたような節が見られますね.
IPPF では,G4 Dual マシン(?)で動いてましたが,Windows PC 上での速度,使い勝手がどうなのかが気になるところ.ちょっと割高な感じがするのですが,入手してみたいと思っています.
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September 22, 2004
キヤノン EOS-1Ds Mark II 発表
キヤノンは,9/22 1670万画素・35mmフルサイズCMOSセンサー搭載の EOS-1Ds Mark IIを発表した.EOS Digital シリーズのフラッグシップであり,従来の EOS-1Ds の後継機という位置付け.→ プレスリリース
キヤノンのサイトから,EOS-1Ds が消えていましたし,フォトキナがもうすぐですから,EOS-1Ds Mark II の登場が近いことは予想していましたが,やっぱりきましたね. サンプル画像を見てみましたが,これはもう解像感という点では 35mm フィルムカメラを越えているといっても良い感じ.
もちろん解像度という点では,フィルムを使って業務用やコンシューマー用でも最新の 5,000dpi クラスのフィルムスキャナを用いれば,さらに倍の 3200万画素超の画像が得られますが,このノイズレスの絵は瞬時に得られるわけですからねぇ.(*_*;)
このカメラの性格上,同時発表のワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E1 等を用いて,撮影後即座にスタジオのモニタで見るというシチュエーションが考えられるのですが,肌の調子が良くなくてメイクの乗りが悪い時などは,モデルさんはモニタ見たくないだろうなぁ~(笑)
予想価格は,税込みで 90万円前後だそう.
日頃 EOS-1D Mark II を使っていて,広角側の物足りなさを感じていますから,欲しくないというと嘘になりますが,当面手が出そうもないので,EOS-1Ds Mark III を狙って貯金に励むことにします(^_^;)
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September 11, 2004
Windows XP SP2
もう少し様子見をしてからやろうと思っていたのですが,この先休みにまとまった時間が取れそうもないので,思い切って,メイン PC に Windows XP Service Pack 2 を導入してみました.
適宜パッチはあてているので,Windows Update サイトが示したダウンロード容量は 75MB,ただダウンロード途中にネットワークが切断されてアップデートがうまくいかないということもありうるので,最初に IT 管理者用のフルバージョン(252MB)をローカルにダウンロードしました.
Microsoft のサイトで XP2 導入で問題の起きそうなソフトウェアとして,Norton Antivirus が挙がっていたので,先にこれを LiveUpdate で最新版に更新.その他 ftp ソフトウェア,Adobe Photoshop/Illustrator(help ファイル)等は,XP 導入後にセキュリティの設定を少しいじってやれば大丈夫そうです.
Noton Antivirus を含め,稼動しているソフトウェアを極力終了させ,XP2 のプログラムアイコンをクリックします.まず現在の設定を保存するかどうか聞いてくるので,Yes を選択すると,後はあまりやることはありません.
バックアップの最後のフェーズとして復元ポイントが設定され,大量のファイルがコピーされ,再起動後,Windows Security Center の設定,アップデートを自動更新するかどうかを選択するくらいですね.うちの場合トータルでの所要時間は, 30分もかからなかったでしょう.
もちろん導入したばかりですべてを確認できたわけではありませんが,今のところうちではハードウェア/ソフトウェアが使えないといった問題は起きていません.ソフトウェアの一部で導入されたセキュリティ警告が出ることは確認しましたが,今のところ Microsoft や各ベンダーのサイトに記載されている手法で解決できています.
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September 07, 2004
ソニー MSAC-US30
サブ PC の電源を入れるのがバックアップの時くらいになったので,メイン PC にネットワークウォークマンのデータ(ATRAC3 データ)を構築しなおしました.ネットワークウォークマン自体が USB 対応なので,直接繋げばこれのデータの読み書きは出来るのですが,携帯(SO505iS)のメモリーカードとか,直接読み書きしたいマジックゲート(著作権保護技術)対応のスロットも欲しくなり,購入.→製品情報
旧型の MSAC-US20 と違う点は,アダプターを使わずにメモリースティックデュオを直接挿入できる「スタンダード/デュオサイズ対応スロット」が搭載されていること,メモリースティック Pro に対応,USB2.0 High Speed 対応(旧型は USB2.0 Full Speed 対応)になったことです.
Windows XP だと,ドライバを付属 CD=ROM からインストールした後に,このリーダ/ライタを接続すれば,プラグアンドプレイで即リムーバブルディスクとして認識するの,使い方は至極簡単.
ただ付属してくる SonicStage がいまだに Ver.1.5 なのは,ちょっとびっくり.ソニーのウェブサイトに Ver.2.0 へのアップグレードプログラムがアップされたのは,6月なんですけど(^^;