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October 27, 2000

ニコン LS-2000

■仕事が早い!>ニコン大井サービス & NikonScan Ver.2.5.1

 LS-2000 が今まで世界中でどのくらい売れているのか知りませんが,その中でもうちの LS-2000 は,その中でも結構厳しい環境にあり,使用頻度もかなり高いほうだと思ってます.部屋の埃は少なくないし,スキャナの近くに灰皿はあるわ,多いときは1ヶ月に300枚くらいはスキャンしますから.(^^;
 そんな過酷な使い方を続けた結果,さすがにこんな不具合が・・・.


・スキャン画像において,画面全体にフレアがかかるようになった.
 ちょうどレンズにソフトフィルターをかけたように,ハイライトからシャドウにかけて,フレアが出る感じです.葉書大でもプリントアウトでは,昨年の夏頃から「タケちゃん,ソフトフィルター使ってる?」とか言われたりしていました.取り込み時にシャドウを締めるような設定にして,だましだまし使っていたのですが,最近では,色調の狂いも出てくるようになり,Web での小さな画像でも,同じように指摘されるほどに現象が酷くなってしまいました.

・本体に SA-20 が認識されなくなった.
 SA-20 というのは,ストリップフィルム(35mm フィルムを6コマずつカットした状態)を,ホルダーなしで読み込む際に使うアダプタ(モーターでフィルムを引き込み,自動的に6コマのサムネイルを作成する)で,LS-2000 の場合,電源を入れた状態でも,MA-20(こちらはホルダーや,マウントされたポジに使う)と差し替えても使用できるのですが,これを全然認識しなくなってしまったんです.
 1. のフレアについては,さすがにもう限界まで来ていて,「ニコンのフィルムスキャナは光学部が汚れてくると,画像にフレアがかかったようになっていく.これは素人清掃は出来ず,サービスセンターで清掃するしかない.」というレビューをどこかで見ていたので,そろそろ修理に出さなきゃと思い出してから,早半年.実際のところ,SA-20 については,僕自身滅多に使わない(使うのはネガフィルムの時だけ)ので,故障していてもそれほど困らないのですが,これがトリガーになって,本気で修理に出す気になりました.

 ニコンの電子画像製品は,大井のサービスセンターへ,直接送付すると修理してくれるというのは確認してあったので,フレアの状態を見せるためのプリントアウトと故障状況を書いたメモを添えて,6/11 に宅急便で送り出しました.

 @Nifty のニコンステーションでの情報では,「(故障状況を見ないと正確なことは言えないが)普通約3週間程度の時間がかかる」と言うことだったのですが,実際には,6/25 にヤマト運輸のコレクト便(代金引換)で戻ってきました.
 実質2週間で,料金は\15,000くらいでしたかね?(さすがにかなり昔なので,覚えてないです(^^;) 修理後は,さすがに新品の時と同じようなクリアな画像を吐き出してくれています.Web 上でも,違いがわかるでしょうか?




before.jpgafter.jpg
修理前取り込み画像修理後取り込み画像

これを見るとやっぱり早く修理すべきだったと思うんですよね.(^^;

 さてこの修理が上がってきてすぐ,2000/6/30 に NikonScan Ver.2.5.1 がニコンのサイトにアップロードされました.イメージフィックスオンの際,スキャン画像の周りにギザギザが出ていた不具合を解消したものです.ただ実際には完全になくなったわけではなく,画像によってはまだこの現象は起こります.ただ非常に目立たないレベルなので,実使用上は問題はないですね.まぁ,やっとこれでイメージフィックスがまともに使えるようになったわけです.

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