« エプソン PM-3000C | Top Page | Windows98 SE »
August 03, 1999
エプソン PM-3000C
■ PM-3000C で写真画像を印刷する場合のランニングコスト
購入してから,約1ヶ月.カラーインクカートリッジを2回交換したので,ランニングコストを計算してみました.もちろんある特定の条件下での値ですので,一般性はありませんが,参考にしてください.
ドライバの設定は,以下のような条件です.つまりこのプリンタで得られる最高の品質というわけです.ちなみに印刷に使用した原稿の解像度はすべて 360dpi です.
- 用紙種類:フォトプリント紙
- 印刷品質:フォト(マルチサイズドット)
- マイクロウィーブ:スーパー(= 1440X720 dpi)
1.インク代
カラーインクカートリッジ1個で印刷できた枚数は,1個め,2個めで以下のようでした.
サイズ | カートリッジ1個め | カートリッジ2個め |
---|---|---|
A3 | 5 | - |
ハガキ | 97 | 138 |
A3 サイズは,印刷範囲でいうと,ハガキサイズの約 8.4 倍なので,それを換算すると,1個目のカートリッジでも,ハガキサイズなら 139枚印刷できた計算になりまが,ここでは2個目のカートリッジと同様に,「PM-3000C のカラーインクカートリッジ1個で,ハガキサイズ 138枚を印刷できる」とします.
これを各用紙サイズに換算し,カラーインクカートリッジ代(実売税込み 円1,344/個)を考えると,PM-3000C で印刷する場合のインクのコストは,以下のようになります.
サイズ | 円/枚 |
A3ノビ | 104.2 |
A3 | 82 |
A4 | 41.1 |
ハガキ | 9.7 |
実際には,エプソンの PMシリーズのプリンターは,カラーインク(カートリッジ)だけで印刷するわけではなく,黒インク(カートリッジ)も使います.CMYK のうち,カラーインクカートリッジが C/M/Y/LC/LM を,黒インクカートリッジが K を持っているからです.
ですから,この計算には黒インクカートリッジのコストも加える必要がありますが,写真画像だけを印刷する場合,黒インクのほうは「いつ交換したんだっけ?」と思えるほど減らないので,ここでは無視することにします.(笑)
2.用紙代
用紙の方も,全てエプソン純正の「フォトプリント紙2」で計算をします.コストは実売税込みです.
サイズ | 円/枚 |
---|---|
A3ノビ | 100.8 |
A3 | 92.4 |
A4 | 50.4 |
ハガキ | 16.8 |
3.トータルコスト
インク代と用紙代を合計します.
サイズ | コスト(円/枚) | ||
---|---|---|---|
インク | 用紙 | トータル | |
A3ノビ | 104.2 | 100.8 | 205 |
A3 | 82 | 92.4 | 174.4 |
A4 | 41.1 | 50.4 | 91.5 |
ハガキ | 9.7 | 16.8 | 26.5 |
大きさでほぼ四つ切りに相当する A3ノビで 1枚 205円,L版と2L版のほぼ中間にあたるハガキサイズで,1枚 27円 という結果になりましたが,僕自身は,ネガからのプリントにしろ,ポジからのダイレクトプリントにしろ,ほとんどラボでの銀塩プリントをしない人なので,あまりぴんとは来てないんです.(^_^;
ただ PM-3000C による大伸ばしが,ラボでのそれよりかなり割安であり,貧乏カメラマンの味方であるということは確かだと思います.
「プリンタ」カテゴリの記事
- エプソン PM-3000C(1999.08.03)
- エプソン PM-3000C(1999.07.05)
- エプソン PM-3300C(1999.11.02)
- エプソン PM-3300C(1999.11.02)
- エプソン PM-900C(2001.01.04)