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June 07, 1999

キヤノン EF200mm F2.8L II USM

 知り合いが「使っていない 200mm F2.8L があるので,売りたい.」と言ってきたので,見せてもらったら,まったく未使用の II 型.60,000 円の言い値を,50,000 円に値切って,交渉成立です.別売の三脚座だけを追加購入して,めでたくうちのシステムのレンズラインアップに加わったのでした.
 やっぱり神様はどこかで見てますね,正直者のことを.(^_^)

キヤノン EF200mm F2.8L II USM (Serial No.105496)
レンズ構成(群-枚) 7-9
絞り羽根枚数/最小絞り 8/32
最短撮影距離(m)/最大撮影倍率(倍) 1.5/0.16
フィルター径(mm) 72
最大径(mm)×長さ(mm)/質量(g) φ83.2×136.2/765
発売年月 1996年3月

■■■ 2013/7/28 追記 ■■■

EOS-1D Mark II N などと一緒に,売却しました.
70-200mm と比較すれば軽量でコンパクトなこのレンズですが,ズームを置いていく時には,85mm, 135mm, 200mm とレンズを持っていく必要があり,ズームと同じ開放値 F2.8 のこのレンズの出番は正直多くはありませんでした.ポートレートに限って言えば,車で出かけて比較的多くの機材を持ち出せるような場合には,200mm F2 の方を使ってしまいますしね.

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キヤノン EF300mm F2.8L USM

 先日美写者の撮影会にさっそく持ち出してみましたが,いきなりサンニッパの難しさにぶちあたってしまいました.
 このレンズ,条件が良ければ手持ちで使えなくはないと思うのですが,さすがに EOS-1NHS に装着すると 5kg を越えてしまうので,基本的に三脚の使用が前提になります.

 今回は初めてポートレートに使うということで,きちんと三脚を使ったんですが,三脚にセットするということは,フレーミングの自由度が大幅に小さくなることを意味します.
 ボケパワーが凄いのは言うまでもありませんが,これもカメラとモデル,モデルとバックとの適切な距離を見つけないと,良い絵にはなりません.今回はまず,このカメラとモデルの位置関係を見つけるのに四苦八苦.
 ましてや 300mm ですから画角は非常に小さく,アングルをほんの少し変える,雲台の高さを 10mm 程度変えるだけで,バックは大きく変わります.これもなかなか悩ましい.
 かといって,撮影位置やアングルにだけ気をやって,もたもたしていると,ポートレートで一番大切なリズムがなくなって,モデルの表情はどんどん冴えなくなってくる.撮影距離は遠いので,しゃべりながらリズムを出すというのも難しい.そうなると,あせるばっかりです.
 気持ちがあせると,良いアングルも見つけられない.アングルが見つからないと,リズムが出ない.・・・・地獄の悪循環です.(;_;)
 結果的には,バックと表情のどっちも合格というカットがほとんどない.見事に惨敗という結果に.

 実は1ヶ月くらい前に,まったく同じ場所で 300mm F4 を使ってたんですが,その時のほうがはるかに良い.もちろん1ヶ月の差とはいえ,太陽の位置は違うし,バックの緑の濃さも違うので,厳密に同じバックにはならないとは思ったものの,一応同じ場所ですしね.ちょっと甘く考えてたところはあったのも事実.

 今考えてみると,多分 F4 の時は,三脚を使っていたときでさえ,全体としては軽いんで,もっと気楽に位置移動してたんでしょうね,サンニッパだと移動するのも,倒さないように気を使っちゃう.特に三脚の高さをあまり上げない,すなわち脚をあまり伸ばさないときは,カーボン三脚だというのもあって,かなりトップヘビーな感じになり,不安でしょうがない.やはりこういったレンズには,もう少し重い三脚のほうがベターなのかなとも思ったのでした.

 とはいえ,結果を三脚のせいにするわけにはいきませんよね.やっぱりぱっとモデルとバックとの関係を,ファインダーを覗かなくてもある程度読む力がないと駄目だなと,反省しきり.修行が必要ですな.(^_^;

 そうそう,サンニッパといえば,やっと IS 付きの次期型(EF300mm F2.8L IS USM)が発表されましたね.
 薄々聞いてはいたんですが,従来アルミを使っていた部分へマグネシウムを使ってみたり,フードがカーボンになっていたりして,300g くらいの軽量化に成功しているようです.あとは最短撮影距離が 2.5m になっているのは,ちょっと羨ましいところです.
 軽量化され IS になったことで,手持ちでの撮影領域がどのくらい広がるのか,その辺には興味津々ですね.
 ただ IS 化に伴い,定価も 150,000円くらい高くなっているけど,これはしょうがないところかなぁ・・・?!

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