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June 07, 1999

キヤノン EF300mm F2.8L USM

 先日美写者の撮影会にさっそく持ち出してみましたが,いきなりサンニッパの難しさにぶちあたってしまいました.
 このレンズ,条件が良ければ手持ちで使えなくはないと思うのですが,さすがに EOS-1NHS に装着すると 5kg を越えてしまうので,基本的に三脚の使用が前提になります.

 今回は初めてポートレートに使うということで,きちんと三脚を使ったんですが,三脚にセットするということは,フレーミングの自由度が大幅に小さくなることを意味します.
 ボケパワーが凄いのは言うまでもありませんが,これもカメラとモデル,モデルとバックとの適切な距離を見つけないと,良い絵にはなりません.今回はまず,このカメラとモデルの位置関係を見つけるのに四苦八苦.
 ましてや 300mm ですから画角は非常に小さく,アングルをほんの少し変える,雲台の高さを 10mm 程度変えるだけで,バックは大きく変わります.これもなかなか悩ましい.
 かといって,撮影位置やアングルにだけ気をやって,もたもたしていると,ポートレートで一番大切なリズムがなくなって,モデルの表情はどんどん冴えなくなってくる.撮影距離は遠いので,しゃべりながらリズムを出すというのも難しい.そうなると,あせるばっかりです.
 気持ちがあせると,良いアングルも見つけられない.アングルが見つからないと,リズムが出ない.・・・・地獄の悪循環です.(;_;)
 結果的には,バックと表情のどっちも合格というカットがほとんどない.見事に惨敗という結果に.

 実は1ヶ月くらい前に,まったく同じ場所で 300mm F4 を使ってたんですが,その時のほうがはるかに良い.もちろん1ヶ月の差とはいえ,太陽の位置は違うし,バックの緑の濃さも違うので,厳密に同じバックにはならないとは思ったものの,一応同じ場所ですしね.ちょっと甘く考えてたところはあったのも事実.

 今考えてみると,多分 F4 の時は,三脚を使っていたときでさえ,全体としては軽いんで,もっと気楽に位置移動してたんでしょうね,サンニッパだと移動するのも,倒さないように気を使っちゃう.特に三脚の高さをあまり上げない,すなわち脚をあまり伸ばさないときは,カーボン三脚だというのもあって,かなりトップヘビーな感じになり,不安でしょうがない.やはりこういったレンズには,もう少し重い三脚のほうがベターなのかなとも思ったのでした.

 とはいえ,結果を三脚のせいにするわけにはいきませんよね.やっぱりぱっとモデルとバックとの関係を,ファインダーを覗かなくてもある程度読む力がないと駄目だなと,反省しきり.修行が必要ですな.(^_^;

 そうそう,サンニッパといえば,やっと IS 付きの次期型(EF300mm F2.8L IS USM)が発表されましたね.
 薄々聞いてはいたんですが,従来アルミを使っていた部分へマグネシウムを使ってみたり,フードがカーボンになっていたりして,300g くらいの軽量化に成功しているようです.あとは最短撮影距離が 2.5m になっているのは,ちょっと羨ましいところです.
 軽量化され IS になったことで,手持ちでの撮影領域がどのくらい広がるのか,その辺には興味津々ですね.
 ただ IS 化に伴い,定価も 150,000円くらい高くなっているけど,これはしょうがないところかなぁ・・・?!

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