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September 02, 2004

天然のレフ板

 ついこの間2004年度のミス湘南がコンテストで選ばれたと思っていたが,もう暦は早9月.今年のミス湘南水着大撮影会も今月19日が最終になる. HPではモデルも含め開催場所等既に発表されているので,興味のある方は,ぜひ足を運んで欲しい.

 最近大撮影会はスタッフとしてレフを担当することが多いが,正直夏の昼間の大撮影会というのは,レフ係り泣かせである. ポイント選択が難しいのだ.そもそもポートレートの場合,逆光の日陰でレフを当てて撮るというのがひとつの定番だが,晴天の夏の昼間にこの条件をすべて満たすのはかなり難しい.

 まず日陰を求め木陰等に入ろうと考える.参加者の方もはじめは納得してくれる.暑いからね(笑) ただその設定を長く続けるわけにはいかない. そういう設定だと取れる角度というのはある程度決まってしまうからだ. 人の多い大撮影会になると,そのうち「そんなところでは撮れない」と参加者から文句がでるんだな(^^;

 で,広さを求め海辺へ出るわけだが,そうなると当然真夏の日差しが強烈に降り注いでいる.この状態はほぼ真上に太陽があるから,影は下向きにできる.それをレフで起こす,もしくはやわらげるためには,かなり下からレフを当てる必要があるのだが,それではモデルに寄りすぎてしまい,カメラマンの画角に入ってしまうのだ.

 まぁ現実にはせっかくの水着なのに,アップ目ばかり撮っているカメラマンも少なくはない(ヲイヲイ(^^;)ので,そういう人にとってはあまり問題はない. ただ中には引いてちゃんと全身を写そうと考えているカメラマンもいるので.近いレフはじゃまなんだよね.おまけにミス湘南撮影会で使っているような大きさ(80cmX96cm 程度)のレフだと,たとえ寄ってレフを当てたとしも,完全に力不足. あの程度の反射では強烈な太陽に勝てないし,ましてや全身に当てようと思うと小さすぎるのだ.

 そこで登場するのが,天然の大型レフ板だ,要は波なんだけどね(笑) これならば,モデルさんを波打ち際に立たせておけば,それでオーケー.レフ係は少し離れたところから,モデルさんの立ち位置が危なくないか,周りを囲んでいるカメラマンに均等に目線を回してくれているか,変なカメラマンはいないかとかだけに,気をつけていれば良い. ちょっとは楽が出来る(笑)

 ただし撮るほうにとっては,波がきているときと引いているときでは,極端なときは 3段(3EV)くらいの露出差があるので,露出の決定は難しい.脇で見ていると AE で撮ってる人が多いようだが,波が来たときの明るさに合わせて,マニュアルで露出を決めておいたほうが良いんじゃないかな?まぁ,最近はデジタルの人が多いから,結果をその場で見て,決めればよいのかもしれないが.
 その他このレフ板の欠点を挙げるとすれば,風が強かったり海が荒れているときは使えない,寒いときは使えない,被写体が怖がると使えないといったところだろう(笑)

 そうそう,この状態で撮ろうと思うのであれば,カメラマン側もそれなりに準備をしてくる必要がある.望遠でロングショットを狙うのであっても,ビーチサンダルは必須,できたらプラス短パンで来ることだ.足元が濡れるのを気にして,海岸の高いほうからばかり撮っていると,人と似たような絵になってしまうし,基本的に俯瞰になってしまうので,モデルさんの足が短く写ってしまう.
 攻めて撮るんであれば,自分も水に入って,レンズの高さはやはりモデルの胸より下に持って行きたい.特に標準より短いレンズの場合,理想を言えばさらにお臍の高さくらいで撮った方が,プロポーション良く写るんだが,これはなかなか怖いものがある(笑)
 もちろんこういう攻めのポジションを取る場合は,各自機材に波がかからないよう気をつけていただきたい.レフ係がこういうセッティングをした,僕がこういう文を書いたという理由で,現場で機材が水没したと言われても,会や僕は責任を持てないからだ・・・(^^;

 今日の写真は,7/11 の大磯撮影会でのミス湘南準グランプリ 滝野えりこちゃん.
 なんてこたぁない普通の写真(^^;だが,今日のタイトルに合わせて選んでみた.この時は,24-70mm ズームのテレ端くらいを使い,膝下まで海に入って撮っている.水平線の位置から見て,レンズは彼女の胸くらいの高さだろう.

eriko-20040711-02.jpg
(モデル: 滝野えりこ)

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