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November 23, 1997

写真をめぐるメディア~このホームページのコンセプト3

 アマチュアが写真を発表する場合,コンテストへの出品(定期刊行雑誌や,いろんな団体が主催する小規模なものから大規模なものまで様々),自費出版,個展などが考えられます.そのひとつとしてこういったホームページがあるわけですが,ホームページを写真媒体として考えてみると,今までのメディアとの大きな違いがあります.それは作品をすべて透過光で見せるということです.(もちろん個展だって透過光での展示が出来ないわけじゃありませんが,全部をそうするとなると,紙焼きに比べて莫大な費用がかかってしまいます.)
 ここを見てくださっているカメラマン(ウーマン)の方が,どういったフィルムをメインでお使いかわかりませんが,僕自身は撮影するフィルムの 99% はポジです.普通ポジの画像を見る場合はライトボックスとルーペで見るか,スライドビュアー/プロジェクターで見ます.つまり透過光で見るわけですね.
 僕はこの透過光で見るポジというのがとても好きで,どんなにつまらない写真展でも,透過光展示があると,大概その前で足を止めてしまいます.他には駅などにある裏に蛍光灯の入った広告などでも,ポジ+透過光でしか見られない色,グラデーションがあったりすると,ぼぅ~~っと見ていることが少なくありません.(写真展はともかく,広告の前で佇むおやじは,周りから見ていると少し危ないかもしれませんが.(^_^;)  御存じのとおり露出のきちんととれたポジの発色はとても綺麗で,ある独特の世界があります.同じものをネガで撮影しても,ネガからのプリントでは出ない色というのがあるんですね.

 ところが普通我々がものを見るときはどうか? 自分自身が発光する灯や,陽に透ける桜,青葉,紅葉(これらは透過光と+反射光のミックスと言えます)などは別ですが,基本は反射光でものを見ています.透過光というのはそれほど多くありません.
 そういう中にあって,ホームページ上の写真というのは,上に書いたように透過光そのもので見せているわけで,これは僕の好みにぴったりあっていることがわかっていただけると思います.(もちろんホームページ上の写真は,ネガが元になっている場合もありますが,それはそれで...)
 もちろんモニタ上で見る画像にも問題は数多くあります.一番は鑑賞する人の環境が,発表する人の環境と同一ではありえないことでしょうか.発表者が見ているものとは異なる画像を鑑賞者が見てしまっているんですね.ディスプレイガンマなんかがその最たるもの.まぁこの辺は技術の進歩がなんとかしてくれるでしょう.そう信じたいものです.
 じゃあ,僕が透過光で見る写真以外に興味がないかというと,当然そんなことはありません.丁寧な処理の紙焼きは紙焼きで素晴らしい味がありますし,印刷物になった写真も当然良く見ます.写真展も出来うるかぎり出かけますし.まぁ,結局写真というもの全般が好きなんですね.
 最初に戻って自分自身の写真を人に見せるという手段として考えて見ると,確かにホームページは簡単で綺麗です.ただいかんせん見せる相手の前にインターネットに接続できるコンピューターがなければ,それを持っていってやらなければいけない.相手によりますが,かなりの制限があることは確かです.

Photo-CD や Flash-Pix CD はちょっと汎用性にかけるかな? ふむ,今思いつきましたが,相手先にパソコンさえあれば,ホームページをサブディレクトリ毎 CD-R に焼いて配布するというのは使えますね.
 それに比べれば,プリントは配布メディアとしてはるかに優れています.ただポジを中心に使っていると,ダイレクトプリントやインターネガ経由になってしまうので,どっちにしてもコスト高になってしまうのがちょっと痛い.
 そこで僕が注目しているのがカラープリンタです.( Equipment (機材) のページ参照) なぜならパーソナル向けのカラープリンタは,既に一般の人から見れば,銀塩からのプリントと区別がつかないくらいの画質に達しているからです.キヤノンがカラーコピー機で,故夏目雅子の写真集を作ったように,個人がインクジェットプリンタで,ポートフォリオを作るのくらい朝飯前.手間と時間さえ惜しまなければ,比較的チープに本当の写真集だって作れてしまうようになりました.DTP で仕上げる写真集ですね.
 ここに挙げたのはほんの一例でしかないですが,こういう風にコンピューターというアシスタントを得て,写真を取り巻く環境は,物凄い勢いで変化しています.そしていろんな環境が複雑に絡み合っているわけです.そしてその複雑な新しい環境における表現には新しい手法があるはずだと思いませんか?
 つまり写真でもホームページでも単独なら先達が山ほどいる,ただ「写真+ホームページ+コンピューター+α」という新しい手法なら,僕みたいな遅れてきたアマチュアでも何か出来るんじゃないか?と思うんです.αが今の僕には漠然としていて,具体的ではないのですが.

 プロフィールにも書きましたが,僕は新しもの好きです.そういう意味で始めた限りは,このメディアミックスな媒体をなんとか使いこなしたい.どうせやるなら人のやっていないことをやってみたい.一介のアマチュアカメラマンが,どこまで出来るか試してみたいと思っています.
まぁ,偉そうなことをいっても中心は写真自体だから,まずは写真の腕を磨くのが先決ですけどね.(^_^;

 なんかまとまりのない硬い話になってしまいましたが,こういった話はこれで最後でしょうから,御勘弁.

///// 最初のサイトでの Monologue /////

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